今から10年ほど前のことです。
朝起きた時に、なんとなく膝が動きずらく、なんとなく痛いような日が続いていました。
しばらくすると、気にならなくなるので、年かなぁ……なんて思いながらすごしていました。
しかし、少しずつそれが長引くようになり、痛みが続くようになってきました。
そんな時、お世話になっていた自力整体のナビゲーターのみかさんに
「膝の痛みは、胃の疲労からくることが考えられるので、断食がいいのではないか?」と断食を進められました。
その時の私は、断食?
膝の痛みが、胃の疲労?
断食…食べない…食べられない。そんな事は考えられませんでした。
しかし、お粥断食という断食法を教えて頂き、半信半疑、興味本位で2日間お粥だけを食べてすごしました。
そして、3日目の朝、起き上がろうとすると、とてもとても身体が軽いのです。
膝の痛みも全くありません。2階から階段を下りるのも軽い。え~??
びっくりでした。それ以降、膝の痛みはありません。
そんな体験から、身体の不思議さに興味が出てきて、自力整体のナビゲーターになるきっかけをいただきました。
今になると理解できますが、膝は東洋医学でいう胃の経絡、つまり、胃から鼠径部を通って足の前面を通っているのです。胃と膝はつながっているのです。何も知らなければ、膝が痛いときは膝の治療をします。
そう、膝の痛みの原因が胃の疲労だなんて考えることもないでしょう。
胃の疲労を解消せずにいくら膝の治療をしても、その時だけで根本的な治療にはならないと理解できますよね。
今、自力整体のナビゲーターをして、東洋医学を知って、身体はすべてつながっている。
身体はめぐっている。
本当に本当に身体って面白い。
断食の経験後、内臓疲労を起こさせない身体に優しい食事法を実践して、自力整体をして巡りをよくして、あっという間に自然に10キロ以上体重が減少し、今も維持しています。
あの時私の身体に、どれほどの老廃物が溜まっていたのか?
あの状態のまま今まで過ごしていたらどうなっていたのか?
考えると怖くなります。
自力整体は、自分の身体に向き合う時間。自分の身体が発する声を聴く時間。
大切な身体の声を聴きながら、毎日顔を洗うように、歯を磨くように、お風呂に入るように手入れをしながら、じぶんの身体と付き合っていく。これが、本当に本当に大切な必要な事だと思うんですよね。
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