「ラテン料理」と聞いて、あなたはどんな料理を思い浮かべますか?
有名なメキシコ料理のタコス、ブームとなったブラジルのシュラスコ(牛や羊肉の各部位の串焼き)、はたまたカルパッチョに似ているペルーは白身魚のスパイシーマリネのセビッチェ?
どれも正解です!
ですが、ラテン食堂カサ・デ・コミーダスは、いわゆるラテンアメリカの料理をメインにしながらも、それに囚われないグローバルなメニューを用意しています。
それはどんなものでしょうか?
チレニート
トマティカン(トマト風味のビーフシチュー)
「ラテン民族」の定義は、ヨーロッパにおいては、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル人、中南米においてはスペイン語、ポルトガル語などを公用語とする民族とされていますが、ラテン料理となると、中南米の料理を指すことが多いようです。けれど広義では、ヨーロッパのラテン民族の国々の料理もまたラテン料理と言えるのではないでしょうか。
それは南米と南欧を旅して感じた共通点があるからです。
その共通点とは、中南米には、南欧からもたらされた文化や言葉、料理や食材があることに加えて、混血という民族の融合もあるからです。
料理で例えれば、スペインにはエンパナーダというミートパイがありますが、その影響を受けている中南米やポルトガルにもエンパナーダはあり、各国各地方によって様々なバリエーションがあるのです。
また、イタリアには、具こそ違えど見た目はそっくりなカルツォーネがあり、フランスのロレーヌ地方にはパテ・ロランがある、と言った具合にラテン民族の国々には料理の共通項も多いのです。
だからこそ店名に冠するは、〇〇料理とひとつの国や地域に縛られることのない、「ラテン食堂」としました。そして「カサ・デ・コミーダス」は「食べもん屋」の意。
ラテン諸国の食べ物が食べられる場所にしたい。のみならず文化や音楽の交流の場ともしたい。
ラテン食堂カサ・デ・コミーダスは、そういう思いが詰まった名前なのです。
さて、冒頭で宣言したグローバルなメニューのメインは、やはり中南米ではありますが、食材や季節によって、南欧の料理が混ざってくることもある、それだけではなく、裏メニューには何が隠れているか分からないというお楽しみもあります。
また、季節や月ごとの食材にまつわる読み物もお楽しみのひとつ。
ラテン食堂カサ・デ・コミーダスは、2024年秋のオープンを目指して着実に歩を進めています。
どんな料理が出てくるか、ご期待ください!!