通級指導 過去最多16万人


20年度 障がいある小中高生調査

障がいのある国公私立の小中高校生で、
通常学級に在籍しながら必要に応じて別室などで授業を受ける
通級指導」を利用したのは2020年度に16万4693人となり
過去最多だったことが、文部科学省の調査で分かった。
兵庫は4718人だった。

文科省は「発達障がいと診断される子どもが増えていることや、
通級指導の存在が知られるようになったことが背景にある」と分析。
少人数指導が中心のため、障がいに応じたきめ細かな配慮が可能だとしている。

障がい別の内訳は、
言語障害4万3632人、
注意欠陥多動性障がい(ADHD)3万3825人、
自閉症3万2346人
学習障がい(LD)3万612人など。

通っている学校の教室を使う「自校通級」が10万6022人で、
特別支援学校を含む他の学校を使う「他校通級」は4万6287人、
他校の教諭が学校を訪問する「巡回通級」は1万2384人だった。
ただ、他校通級の場合は
子どもや送迎する保護者の負担が重いことが課題とされる。
文科省は、なるべく自校で指導を受けられるよう、
教員数の確保や巡回指導の拡大に向けて検討を進める。

文科省によると、19年度までは5月1日時点の利用者を公表していたが、
年度ごとの実績をより正確に把握するため3月末時点での集計に変更した。
そのため19年度の値より大幅に伸びて約3万人増となった。

(2022年7月12日 神戸新聞夕刊)

通級指導教室とは

通級指導教室とは、1993年(平成5年)に制度化された
「通級による指導」の場をいう。
特殊学級(*特別支援学級)とは異なり、
この制度を利用する児童生徒は通常の学級に在籍し、
言語障がい・情緒障がい・弱視・難聴などの障がいに基づく
種々の困難を改善するための特別な指導を
週1~3時間程度
また必要に応じて
概ね週8時間以内で各教科の補充授業を受けることが可能である。

「日本LD学会 LD・ADHD等関連用語集」より

山本有二の感想

僕が教育委員会で特別支援教育(*当時は「障がい児教育」)の仕事をしているとき、平岡小学校に1教室のみ設置されていた。
毎年の県教委からの打診に新設の計画を出し続け、
7教室設置することができた。
その後、加古川小学校に巡回指導の教員が加配され、
実質8教室となった。
当時、神戸市を除けば、その数は突出していた。

文科省の調査によると、
言語障がいやADHDの子どもさんの数が多いが、
ことばの遅れや他児とのコミュニケーションがとりにくいという
ASDの子どもさんが多いのではないかと推測されます。

「自校通級」と「巡回指導」を充実されるべきだと考えます。
ASDの子どもさんは増え続けており、すべての小中学校に
通級指導教室を設置すべき
だと考えます。
さらに、指導を担当する先生の資質向上が必須です。

現在の加古川市の設置状況はこれからリサーチをして、
報告いたします。


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