ラテン料理のメジャーなものってなあに?4 セビーチェ
セビーチェは、ペルー発祥の魚介類のマリネで、ベースは新鮮な魚を塩とレモン汁、にんにく、トウガラシ、赤玉ねぎで和えたものです。
その原型はインカ時代にはすでにあり、生魚を塩とトウガラシでマリネしていたとか。
セビーチェには様々なバリエーションがあり、主となる具も、魚の他に、エビ、たこ、イカ、貝、ウニ、鴨、キノコ、山菜とあり、料理名もセビーチェの他に、ティラディート、ソルテリート、ハレアなどありますが、味付けが同様なので、セビーチェのカテゴリーに入るようです。
このセビーチェはペルーだけではなく、ラテンアメリカの太平洋沿いの新鮮な魚介類が採れる地方で広く食べられていて、エクアドルではエビのセビーチェが白身魚のよりポピュラーだったり、揚げたトルティーヤの上にセビーチェを盛ってトスターダとしたり、国や地方による変化も大きいようです。
ちなみに毎年6月28日は「セビーチェの日」で、ペルー各地で豊漁を願う行事が開催される前日に食べて祝うのだとか。
2023年にはペルーのセビーチェはユネスコの無形文化遺産に登録されたそうで、美食の国の面目躍如ですね。
では、次回はラテン諸国のスイーツと題打ってお届けしたいと思います。
また読んでくださいね!!