14日間、一滴の雨も降らず最終日を迎えました。
最後のイベントは、ケンイチのライブドローイング。

最後の締めくくり、今日は早起きしてライブの準備。

「赤展」らしく、三重塔の前でのライブペインティング。
真っ白なキャンバスを前にする時、観ている側はいつも期待が高まります。
筆入れはライブの醍醐味のひとつ、ここを見逃す手はありません。








勢いよく線が入り、みるみる画面が変わっていく様子にギャラリーも見入るひととき。

ケンイチさんらしく、モノクロで構成されていきます。

午前の部はここまで。
そして、午後の部の最後はテーマ色でもある赤が入り、完成。



ケンイチさんファンもサインをもらって感激でした。
第3回目の「施美時間」も遂に終わりを迎えます。
「施美時間」には会場に足を運んでこそ見えてくる発見があります。

第2回目から発表している施美時間の看板も、ケンイチさんが描いたもの。

よ~く見ると、こんなところにアート・プログラムの代表が。

これは、鶴林寺の外。
鶴林寺の周りには緑豊かな公園があります。
鶴林寺に面した公園からでも一連の作品が垣間見れる、こんな工夫がなされているのです。

そして遠くを見ると赤いものが!?

更にもっと遠くにも赤いものが?
スタッフさえ最終日まで気付かなかった、この赤。
こんな偶然のような発見は、鶴林寺の外を散策しないと見つからないでしょう。

また、会場にはボランティアスタッフがお迎えしています。

声をかけていただくと、作品の裏に隠れている鳳凰など
知られていない鶴林寺の魅力が聞けるかもしれません。

それほど貴重な文化財に展示させていただく責任の重さもまた、施美時間なのである。


そして、パンフレットにも載っていない作品との出会いは、
来た人だけのお楽しみなのである。