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  • 彫刻、言葉、ドローイング

    彫刻、言葉、ドローイング

    いつもハッピーでいられたらいいのに。

    自分のことなのに自分にもコントロールできないことがある。

    不思議に感じていたある日、菌類の話を聞いた。

    世界中に一番たくさん存在していること。

    ほとんど目につかないけれど、少なからずこの世界に影響を与えていること。

    一人の人間にも、世界の総人口よりたくさんの菌類が棲み、

    ヒトの嗜好や性質に影響を与えていること。

    表面には現れないものこそ、重要な意味を持っているのだろう。

    ????????????????????????????????????

    子供の時、私の格好はいつも男の子みたいだった。

    スカートよりズボン、リカちゃんよりウルトラマン、

    髪は短いし、ピンクよりブルーが好きだった。

    けれど中身は泣き虫で恥ずかしがり屋、

    中身と外見のギャップがもどかしかった。

    そんなことが、彫刻をつくる根っこにある。

    そこに物が在るだけで、外側と内側ができてしまう彫刻は、

    私が考え事をするのに合っていた。

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    表層の出来事とその内側、境目はいつも曖昧で

    せめぎ合っているように私は感じられる。

    彫刻の形を探り、決めていく感覚と、

    運動するとき、無我夢中で体を動かす感覚はとても似ている。

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    幼稚園から高校卒業まで、ずっと水泳をやっていた。

    大学時代にはトライアスロン、それからスキー、

    今も山登り、クライミングと何かしら運動している。

    決してうまいわけじゃない。

    むしろ下手だから続けられるような、そういう部分が彫刻につながっている。

    小手先のテクニックでは表現できないものがあること、

    そこへたどり着く方法を、

    私の場合、スポーツが教えてくれた。

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    彫刻の形を決めていくときの、自分でない自分に出会う感じ。

    幼少期の体験が自分の内側について考えるきっかけだったが、

    それは外界へとつながる大きな広がりをもったものだと感じ始めている。

    三木サチコ

  • 8000日目の取り組み

    8000日目の取り組み

    本日より「8000日目の取り組み」-三木サチコの彫刻とドローイング-が始まりました。

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    ややや、三木サチコの彫刻って何だろう!?

    本物の人間をよそ目に、何と壁を歩く宇宙人のような白い人。

    宇宙人の行く先にはビックバンか、はたまた汁があふれ出た脳みそなのか?

    赤いリングが浮いている。

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    しかも、かなりのモデルウォーク。

    この子からすれば、私たち人間は時に分かったような勘違いをする鈍感な生き物なのかもしれない。

    そう思ったのには訳があり・・

    三木さんの言葉の中に、自分の幼少期の感覚を通した自分の内側と外側 という表現がある。

    どんな作家も自身の体験や環境に感化され、思考や哲学を生み、作品として反映されていくのだろうが、

    三木さんほど肉体を使って自分というものを意識し対峙して制作している作家は少ないのではないかと思う。

    これら作品は作家の内側であり外側であり、普段は目に見えないものでもあるだろう。

    つまりは、全ての作品は作家の手の内にあるはずなのに、

    生まれた作品を観ていると、作家さえ気づいていない感情や訳を抱いているように感じるのは私だけだろうか。

    「サチコ母ちゃんには黙ってるけど、何か言いたいことあるんじゃないのか?」

    と、耳元で つい世話をやきたくなる。

    初日から、そんな事を思ったのは既に三木サチコにハマってしまったのかもしれない。

  • 三木サチコの彫刻とドローイング

    三木サチコの彫刻とドローイング

    内気で泣き虫だけどスカートは嫌い、男の子っぽいものが好きだった。

    自分の内側の感覚と外見や好みとのギャップが人間の内側と外側を考えるきっかけだった。

    そこに物があるだけで表面が出来、中側がうまれる彫刻は、私が考え事をするのにとても合う。

    考え事は身体でする。

    4 歳から 18 歳まで水泳をしていた。

    その後はトライアスロン、競技スキー、登山、クライミングと続く。

    どれも決してうまくはないが、続けることでわかることがある。

    彫刻も同じだ。

    器用に思い通りには作れない。

    しかし私は私の無意識が求める形が現れるまで、手を動かし続ける。

     

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    9月19日(月)~29日(木)まで、

    「8000日目の取り組み」-三木サチコの彫刻とドローイング-を開催します。

     

    彫刻を初めて20年以上が経ちます。

    日数にすると8000日を超えるくらいです。

    ずいぶん長いこと作っているようだけど、なかなかうまくはいきません。

    でも、かの有名なエジソンは、こう言いました。

    「私は10000通りの上手くいかない方法を見つけただけだ」

    私も、まだ見つけていないことを発見するべく、今日も作ります。

     

    三木サチコ

     

     

     

  • サル出没

    サル出没

    池田さんの展覧会が始まってからというもの、Puntoの近くでは連日サルが目撃されている。

    野生のサルがどこからやってきたのか、あちらこちらで数匹。

    度々 注意喚起がなされており、今日はガタッという音に無駄にビックリしてしまった。

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    さてさて、白い作品はもちろんですが、

    色シリーズは より波線が際立って各々に表情豊かである。

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    こちらもカップ同様に制作プロセスが公開されています。

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    これら壁面作品は同じパーツの組合せで出来ているはずですが、

    その方向や組合わせ方によって光の形が異なる。不思議。

    一見 同じに見える作品なのに印象が違うのは、このためであろう。

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    作品に映る光は、円や線の他にもハート形が隠れていたりする。

    これまた不思議。

    池田晶一の「一本の波線から生じる形(陶)」は今週17日まで。

    サルに遭遇した場合は、刺激せずに そのままPuntoへGOダッシュ (走り出すさま)

  • 絵画のようなうつわ

    絵画のようなうつわ

    現在 展覧会中の「一本の波線から生じる形」では、池田晶一の壁面作品の他にカップの用を

    成した作品も展示している。これも、池田さんのコンセプトの元 形作られた作品である。

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    まるで、コンテで絵を描いたようです。

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    形状は微妙なカーブを描いており、これは表面に模様となる線を入れることで

    自ずと生まれる形だそうで、この流線型は非常に数学的な形なのです。

    数種類の色化粧土(色のついた土)を施して出来上がった色味と模様は、何とも美しい。

    口当たりも手触りも滑らかな、決して他ではお目にかかれないカップ。

    是非、コーヒーやお茶、お酒も楽しんでいただきたい。

    この他にも、3タイプの白いカップがあります。

    白い食器にこだわりの方にも納得の一品です。

    さてさて、これは一体どんな風に出来上がっていくのでしょう?

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    ざっと、こんな風に出来上がります!

    大きいタイプはワインクーラーや花器など多様に使えます〇

    実際に手に取ってご覧ください。

  • その後のシンドウさん  -続-

    その後のシンドウさん  -続-

    夏休み作品展に展示されていた 沢山の子どもたちの作品。

    シンドウさん以外にもちょっと気になった作品をご紹介。

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    タイトルは「うちゅう人の手」

    段ボールとストロー?のみの作品。

    制作は短時間で可能かもしれませんが、構想は1年程かかりそうな逸作。

    宇宙人の手でっせ、ちょっと心奪われました。

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    「コルクハウス」

    お父さん、お母さんの気持ちが分かる一品。

    全ては子どものためです。

    必要あれば、パーティの日 Puntoに取りに来てください。

    実はカメラの電池が切れて、2作しか写真が取れませんでした。

    他にも楽しめる作品あり。

    また、シンドウさんの他にもPuntoで行ったワークショップの作品が並んでいました。

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    こんなものも作れます。

    今夏はシンドウさんのおかげで子どもたちの力作をじっくり見ることができました。

    ちなみに、こちらのサイトを見たPuntoの作家さんから投稿のあったシンドウさんがこちら↓

    image1何と、写真だけで電池1個で動く自動お絵描きメカを自作。

    もちろん動きます。

    本家のシンドウさんはと言うと、以前 陶芸作品とコラボした際は砂の上にいました。

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    枯山水みたいで面白い。

    突然、ケンカをはじめたりもします。

     砂の上のシンドウさん。

    皆さま、何なりとお寄せください。

  • その後のシンドウさん

    その後のシンドウさん

    夏休み、なんて響きはいつの頃だっただろうか。

    まだ子供だった頃、小学校の6年間なんて「一生小学生から抜け出せない」んじゃないか

    と思うほど長かったような気がする。

    同じ一年間でも 年代によって、また環境によっても、ずいぶん時間の流れの感覚が違うように思う。

    9月に入り、Puntoの近くの小学校でも夏休みの工作や自由研究などを展示した作品展が催されている。

    アートは遊び、子どもの頃から文化に親しもう♪

    ということで、足を運んでみた。

    シンドウさん、み~~っけ!

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    そう、夏休み前にPuntoで行ったアストロ温泉のワークショップ「シンドウさん」だ。

    最初に見つけたシンドウさんは、天使のような羽が生えてカラフルになっていました。

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    この子たちは、頭に羽らしきものが貼り付けられています。

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    実はこれ、シンドウさんを動かすと扇風機になります。

    実際にちゃんと風が起こり、夏休みの宿題をする時は扇風機シンドウさんを横に置いてしていたのだとか。

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    おーーっと!こちらには 貯金箱シンドウさん、発見。

    ランドセル型の貯金箱を背負い、顔はペットボトルのキャップに変身。

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    奥には、大きな翼がついたシンドウさんも。

    スコッティの箱がくすぐられます。

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    更には、サラリーマンシンドウさん。

    よく見ると ネクタイにズボン、バックまで持っている、かなり手の込んだシンドウさん。

    IMGP1832スバラシイ~。

    こんなふうに、進化した沢山のシンドウさんが展示されていました!

    7月にシンドウさんを作った子どもたちは、家に持ち帰って 各々 自分なりのシンドウさんを作ってくれていたのです。

    しかし、参加者の中には 当然ながら 夏休みの宿題にシンドウさんを持ってきていない子たちもいます。

    その中の一人のお母さんからお聞きした内容です。

    ワークショップ当日、出来上がったシンドウさんを前にアストロ先生はこう言いました。

    「このまま夏休みの宿題に出すんじゃなくて、自分のシンドウさんに変えて出してみよう」

    でも、彼は出来上がったシンドウさんに手を加えることができず、

    アストロ先生の教えを守り、夏休みの宿題にはシンドウさんは出さなかったそうです。

    一生懸命 工夫したシンドウさん、家に大切に置いているシンドウさん、はたまた別な境遇のシンドウさん。

    物事はひとつの側面では計れないということです。

    作品もしかり、多様な見方があるから面白い。

    いずれも、シンドウさんの存在が それぞれ彼らに何らかの影響を与えてくれたのだと思う。

    ものづくりのワークショップ、今後も継続したいと思います。

  • 池田晶一 アーティストトーク

    池田晶一 アーティストトーク

    池田晶一の「一本の波線から生じる形」、始まりました。

    初日の昨日は夕方からオープン、池田さんを迎えてのアーティストトークを開催。

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    スライドを交えてお話していただきました。

    窯詰めの写真では、隣に奈良美智の作品も一緒に。

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    池田さんの作品は一貫性を持ちながらも変化し続けています。

    今展では、特に光の効果が顕著に表れているように感じます。

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    白い丸に見えるのは、波線が構成する凹凸によって生じた光の形。

    こちらが動く度に光の形は刻々と変化し、作品の上を自由自在に動く生命体のようにも思えてきます。

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    あまりの完成度の高さに、手仕事と思えぬほど。

    緻密な計算や経験に基づいているであろう仕事ですが、

    計算通り比例しない陶という素材に対峙し、プライドとも言うべきオリジナルの技術が、

    池田さんの表現を現実のものにしている。

    そして、作家自身が全ての制作工程を公開している事に驚く。

    つまりは、マネしようにも易々とマネできない。

    仮に似たモノができても、それは同じ作品にはなり得ないだろう。

    それが芸術なのだ。

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    池田さんは、これまでも何度となく企画させていただいているが、

    いつも、そして今回も「Puntoで展覧会をする時は、自分の新しい挑戦を出さないと」と言ってくださる。

    Puntoに照準を合わせて本腰を入れて制作してくださる。

    ここが初めての発表となる作品ばかりである。

    小品も決して手を抜かない。

    画廊冥利に尽きる。

    どんなに形を変えても、ギャラリーの本質は決して見失わないでいたいと誓う。

  • 高﨑元尚

    高﨑元尚

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    「装置」

    Galeria Puntoでも展覧会をしていただいた高﨑元尚さんとは、ずいぶん長いお付き合いになる。

    ある頃から「装置」と名付けた作品を一貫して制作してこられた元尚さん。

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    今年、香美市立美術館の企画展に際し「誰もやらないことをやる」という著書を出されているが、

    その中でも「装置」について、また「具体」についても言及されている。

    「装置」について

    60年代に入ると、四角なキャンバスがねじ曲がり、色が消えてモノクロームになり、モダン・ジャズのリズムに乗って描いたりしたが、結局アクションは私の体質に合わないことが分かった。それで64年には逆にアクション・ペインティングのエネルギーを相殺するマイナスの絵画としての「装置」を発明した。キャンバスを裁断した正方形を並べた。すると一つの展開があった。枠を離れたキャンバスは当たりまえのことであるが曲がる。これを数百個連動させると、前に立つ人の肉体イリュージョンを増殖する装置、コンピューターになった。パソコンは未だ出来ておらず、コンピューターは巨大な装置であった。

    「具体との出会い」

    私は具体の事は何も知らず、モダンアート協会展が一番新しい展覧会だと思って出品していた。1965年、第1回ジャパンアートフェスティバルに招待され、ようやく不満を感じ始めていた団体展の作品とはまるで違う、吉原治良、白髪一雄、元永定正の作品に初めて会った。いかにも関西人まる出しといったところに共感を覚えた。自分に一番相応しい場所が具体である事を確認し、直ちに吉原先生に参加を申し入れ、許可された。

    具体という名のもとに集まった若い芸術家たちは、ありとあらゆる実験を試みている。

    これらの行為は後に、ハプニング芸術の先駆として国際的に評価される事になる。

    現在の具体の世界的評価を見れば一目瞭然である。

    元永さんしかり、元尚さんの作品は何十年たった未だかつて新鮮である。

    1923年生まれの元尚さんは、来年 高知県立美術館で企画展を開催される予定だ。

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    Galeria Puntoでは、高﨑元尚の「装置」をご覧いただくことができます。

    高﨑元尚の仕事を再確認した2016年。

  • 一本の線から生じる形

    一本の線から生じる形

    暑い8月も遂に終わり。

    いよいよ芸術の秋がすぐそこです。

    9月前半の企画は、池田晶一の「一本の波線から生じる形」。

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    池田さんの作品は、これまで色々な空間を彩ってきました。

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    成羽町美術館「SUN&MOON」 1998年

    安藤忠雄設計の成羽町美術館において、太陽と月、それらをとりまく

    12星座をセラミックとガラスでインスタレーション。大規模な個展を開催。

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    岡山後楽園300年祭 空間アート「ガーデン」出品 2000年

    「現代美術を通してみる後楽園」の趣旨のもと11人の招待作家の1人として

    「雲の鏡」「空の鏡」と題する陶板を出品。

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    Galeria Punto、ギャラリーAO「心の眼に映る色ーセラミックによる意思際の妙ー展」 2006年

    壁から床、コーナーへ展開。作品が空間に与える意味づけを、新たに深く思考し始めた頃。

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    ザ・ペニンシュラ東京 2007年

    世界に展開する高級ホテル、ザ・ペニンシュラ東京のスイートルーム、

    4回フロアのインテリアに採用。建物との調和の良さで選ばれ、来訪者の評価は高い。

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    アート・プログラムin鶴林寺 2011年

    国宝本堂を望む境内及び塔頭の庭園。

    空間を変えると共に、椅子や花器の機能性を持たせた作品群。

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    フェアモントホテル ジャカルタ 2015年

    ホテルなどへのコレクションも多数。

    *

     今展はどのような新作が展示されるか楽しみです。

    初日9月3日は夕方からオープン。

    作家を迎えてのアーティストトークを行います。

    是非ご来廊ください。

  • BIZEN

    BIZEN

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    「WITH GRAVITY」、本日終了いたしました。

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    オブジェのような花器は、最後になって知った その作り方に驚愕しました。

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    他にも、用のうつわが充実。

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    備前と言えども、銀彩などを施した酒器が目にとまり・・

    展覧会毎に完成度が高くなっている気がする澁田さんの陶、

    新しい試みと、変わらない制作への真摯な取り組みが作品に反映されているように感じた展。

    備前焼はビールの泡が細かく立つ というのはよく聞く話ですが、

    実際試すと本当にクリーミーな泡がなかなか消えない。

    花入にさした花の水も少々ほったらかしでも腐りません、これはテキメン。

    以前 とある作家に、

    「安い焼酎を買ってきて備前焼のボトルに入れておけば、高い焼酎のようにまろやかになる」

    なんて話を聞きました。

    実にアヤシイ。

    もちろん、実践しました。

    それも何度も。

    嘘か真か!?何だか美味しい。(笑)

    いずれにせよ、うつわの存在が食事を美味しくさせることは間違いないようである。

    次の世代にも残したい長く使ううつわ。

    Puntoでも、澁田さんのうつわでお茶を召し上がっていただきたいなと思っています。

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  • 澁田寿昭 アーティストトーク

    澁田寿昭 アーティストトーク

    今夏、最高気温を更新した本日は、澁田寿昭のアーティストトーク。

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    今回は いつもとは違った形で、スライドを使ってのギャラリートーク。

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    お客様に合わせて、丁寧に説明してくださいました。

    澁田さんのお話と同時進行で質問させてもらい、そして答えが返ってくるので

    非常に分かりやすく聞き入ってしまいました。

    スライドの内容は、主に2013年より継続しているフランスでの活動など。

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    「PLEATS PLEATS PLEATS」

    これはパリで好評だった作品と同じシリーズで、現在展示している存在感のある作品。

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    意外にもフランスでも焼き締めの土というのは存在しており、

    昔、それはワインの保存ボトルだったり洗濯タブだったりしたそうです。

    実際に見せていただいたスライドの中には、備前焼に酷似した作品が映っている。

    しかし、それらはあくまで生活の中の実用品として存在し、

    日本で言う備前焼のような観て触れて鑑賞し愛でる芸術品とは異なるものだったようです。

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    そんなフランスにおいて、最近はBIZENとしてその美や価値に興味を持つ人が増えつつあると言います。

    今年のセーブルでの現代陶芸ビエンナーレでは日本人作家は一人だったそうですが、

    フランスでの評価は、澁田さんが 一人の作家として自身の力で嘘なく真摯に活動してきた成果に他ならない。

    そして、その背景には 確かな作品が存在する事実がある 。

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    他にも、とても興味深いお話を色々と聞くことができました。

    個人的にもとても刺激になったトーク。

    画廊のあり方やアートの本質についても考えさせられる一日となりました。

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    「SEED」

    来週からは、やや気温も下がる模様。

    どうぞお越しください。

  • WITH GRAVITY

    WITH GRAVITY

    先日終えたばかりの「Meeting」のギャラリートークにお越しいただいた陶芸家の澁田さん

    ですが、パリで展覧会中にはMARIKOさんが訪れるなどフランスを拠点に接点のあるお二人。

    日本においてはいよいよ来週からPuntoにて澁田寿昭の個展が始まります。

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    今年の5月には、パリのセーブルで開催されたARTCERAM2 現代陶芸ビエンナーレの

    作家として選ばれ、高く評価されている。

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    日本においては備前焼と聞けば誰しもが知る有名な焼き物のひとつ。

    しかし、海外では工芸の分野においても磁器でも絵付でもない土ものは

    まだまだ理解が乏しいようである。

    アートと工芸では捉え方に雲泥の差があるというフランスにおいて、

    ほぼ日本人は皆無なビエンナーレで、釉薬を用いず素材の美を追求した備前焼の

    作品で好評を博したという手ごたえは実に大きなものだと言える。

    澁田寿昭の「WITH GRAVITY」は、8月17日(水)~8月27日(土)

    11:00~18:00(最終日~16:00)

    日曜日休廊

    作家在廊日:8月20日(土)、27日(土)

    8月20日(土)14:00~はアーティストトークを行います。

    是非ご来廊ください。

  • パーティ&アーティストトーク

    パーティ&アーティストトーク

    10日は、「Meeting」のアーティストトークが行われました。

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    この日は、Puntoで展覧会をしていただいたこともある武田秀雄さんや、

    次回個展開催の澁田寿昭さんもお越しいただき嬉しいひとときなりました。

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    パーティを兼ねて行われた今回のアーティストトークは、

    3作家に加えお客様も参加しての対談形式で進行。

    ギャラリートークの面白さは、展覧会で作品を観るだけでは知りえない

    作家の裏話?とでも言うべき興味深い話が聞けるということ。

    更には、ギャラリーの目線も聞けたり。

    作品同様答えはひとつではなく三者三様な考えがあり、各々の価値観が存在しているということ。

    そして、観る側の価値観もひとつではないということ。

    そこが芸術の面白いところでもあるのです。

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    パリ在住のMARIKOさん、イギリスでも活動している吉田さん。

    中井さんは油彩の世界からタイルという素材に転身した経歴の持ち主でもある。

    トークでは、アートと工芸というテーマが持ち上がり、

    現在フランスで精力的に活動している陶芸家の澁田さんのお話も聞くことができた。

    そこには日本人の作り手としての確固たる意志と、実行力、

    そして経験に基づいた現在進行形が私たちの意識を持ち上げてくれたように思う。

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    画廊というところにいると、自然とアーティストやクリエイター、美術関係者などと多く接する

    機会があることは言うまでもありません。とかく芸術かぶれした?(失礼)話もしばしば。

    これは、必要なのですが。

    しかしながら、例えばサラリーマンや主婦、色々な異業種の方のお話を聞くことは、

    それ以上に刺激的で考えさせられることがあります。

    この日のお客様は、医師に教師、小説家に会社員・・・と様々でしたが、

    この様々なお客様からの質問や意見をいただき、これが実に聞き入ってしまうものでした。

    作家に至る経緯は?

    何故、その選択をしたのか?

    売れると思って描いてるの?

    赤いりんごを、どうして黄色に塗る?

    透明の瓶は、せいぜい水色で塗るのが精一杯。

    まさに、芸術あるある!

    最後は、学校での美術の授業が減っている原因に話が及び・・

    自分にない価値観なら一度持ってみてはどうだろう。

    美術は一部の特別な人の世界ではない。

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    MARIKO

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    中井佳代子

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    吉田延泰

    3人も貴方と同じ子どもだったのだ。

     

  • 出会い

    出会い

    MARIKO・中井佳代子・吉田延泰による「Meeting」が始まりました。

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    MARIKOさんを起点に3名の作家の出会いが実現した今回の企画展。

    MARIKOさんは、昨年の「施美時間~赤展~」以来、今展に合わせフランスから帰国くださいました。

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    中でも岩絵具を用いたイラストレーションは新鮮で、胡粉がキラキラと輝き不思議な効果をもたらしてくれます。

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    顔彩を使ったイラストも、これまでのモードの表現幅を広げていった気がします。

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    普段はお花を飾らない画廊内。

    そんな時でも、中井佳代子さんのFlowerシリーズは空間を実に華やかにする効果大。

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    元々 絵を描いていただけに中井さんのモザイクは絵画的で、有機的な要素が魅力のひとつ。

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    吉田延泰さんのガラスは実に優しく、今回の女性らしい空間に見事にハマりました。

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    涼しさでは負けなしのガラスですが、それには細かい加工や異なる質感表現など

    手に取るとガラスの特性を生かした作家の意図が伝わってくる。

    是非 会場にてご覧ください。

     

     

  • Meeting

    Meeting

    観光地 アストロ温泉に行った記念に、お土産のおまもりを付けました。

    説法モチが描かれたおまもりはご利益がありそうです。

    さてさて、今月30日からはパリ在住のアーティストMARIKOの企画が始まります。

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    MARIKOさんは、「施美時間」にも参加いただいた作家でPuntoでは2度目の展覧会となります。

    今回は、新たな試みとして日本画の顔料 岩絵具を使用したイラストレーションを展開。

    また、神戸出身であるMARIKOさん。

    今展では 同じ神戸出身の2氏、モザイク作家 中井佳代子とガラス作家の吉田延泰を迎え、

    ジャンルの異なる3人のアーティストが出会います。

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    中井さんのタイル表現は、絵画技術に裏付けされた美意識。

    そして、吉田さんの優しいガラスにも ぜひ注目いただきたいと思います。

    8月10日(水)19:00からは、3氏を迎えてのパーティ&アーティストトークを行います。

    対談形式となるトークは、どんな話が聞けるのか楽しみです。

    初日から、ランダムに作家が在廊しております。

    アーティストと全ての人との新たな出会い。

    是非お気軽にご来廊ください。

     

     

     

  • 「とてもいいチェンバー」最終日。

    「とてもいいチェンバー」最終日。

    本日、アストロ温泉「とてもいいチェンバー」最終日を迎えました。

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    『シンドウさんをつくろう』締めくくり。

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    最後まで盛り上がった『シンドウさん』。

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    子どもの手助け半分、大人も夢中になりました。

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    4回にわたって行った 自動お絵描きメカ『シンドウさんをつくろう』。

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    この頃になると、どっちがシンドウさんで、どっちがアストロさんか定まらなくなります。

    えっと、シンドウさんが実際に描いた作品がこちら。

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                7月9日のシンドウさん。         7月17日のシンドウさん。

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                7月18日のシンドウさん。        7月24日のシンドウさん。

    最後に アストロ社長と、参加くださった皆さんのサインを入れて貴重な作品が出来上がりました!

    ワークショップに参加した子どもたちの中には「工作が苦手」なんていう子がいましたが、

    そんな君こそ『シンドウさん』をつくろうではありませんか!

    シンドウさんに任せておけば、お絵描きだってスイスイしてくれます。

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    最後は、アストロ温泉の発明品やお土産物も堪能。

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    アストロ温泉のフィギュア『DXアストロ温泉』。

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    この場末感がたまりません。

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    アストロ温泉には数々の浮世離れした名品がてんこ盛りです。

    また、『シンドウさん』のワークショップは、全回とも定員以上の希望者があり、

    中には参加できなかった子どもたちや大人たちもありました。

    シンドウさんを手にした幸運な諸君!大いに自慢しよう。

    しかしながら油断するべからず。

    残念ながら今回は参加できなかった君たち、大いに悔しがり次のチャンスを狙うべし!

    そのリベンジ精神こそ、最後に宝を手にすることとなるに違いない。

    本日、シンドウさんを手にした参加者は Puntoでポケモン(GO)をゲットいたしました。

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    そして、20日経過した 神棚の えのき は、変色してカリカリになったことは言うまでもありません。

    Galeria Puntoは、今後も未来の架空の観光地『アストロ温泉』を旅します。

    乞うご期待!!

     

  • アストロミュージック♪&シンドウさん3回目

    アストロミュージック♪&シンドウさん3回目

    アストロ温泉『とてもいいチェンバー』も、いよいよ佳境に入ってまいりました。

    本日は、アストロ温泉さん本人も どうなるか分からない初の試み、

    ピアニスト澤崎美重子とアストロ温泉自作発明楽器によるコラボパフォーマンス!

    暗幕で覆われた会場は、澤崎さん曰く実験室のよう。

    遠方からアストロ温泉ファンも駆けつけた 本日のメインイベント。

    やるなぁ、アストロさん♡

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    発明品(作品)について、子どもからも質問が飛び出します。

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    この作品が気になりましたか。

    アストロ温泉のゆるキャラ”モチロー”がやや情けない顔してます。

    お腹の中にあるのは、アストロさんが昔飼っていた黒い出目金。

    既にあの世へ行きまして、ホルマリン漬けでしょうか・・

    お母さん小さくキャーですが、

    子どもは興味津々です。

    『とてもいいチェンバー』、連日 子どもたちが元気いっぱいにやってきますが、

    18歳未満に見せていいのかどうか このカオスな空間。いいですとも、いいですとも。

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    今回は、来場者全員が参加してのミュージックの会。

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    澤崎さんの指揮のもと、手づくりのお米のマラカスでリズムを取ります。

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    最後はプロ仕様のピアニカと、モチローをかたどった”モチベース”の協演。

    葉加瀬太郎の「情熱大陸」。

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    モチベース、弦が1本の割にはけっこう音階が出ます。

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    「アストローーッ!!」

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    アストロイドをガシャガシャ鳴らす様に、アストロ魂を見ましたね。

    笑った~。

    シンドウさんの振動音もライブ参加。

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    アストロミュージック♪の様子はこちら→動画

    その勢いで、シンドウさん3回目に突入。

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    入学前のお友達も、とても上手に出来ました。

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    アストロ温泉の『とてもいいチェンバー』は、今月24日まで。

  • シンドウさん2回目

    シンドウさん2回目

    本日、自動お絵描きメカ「シンドウさんをつくろう♪」2回目。

    今日もたくさんの子どもたちが来てくれました。

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    今日は電池ボックスに線をつなげるのに苦戦。

    実際、子どもたちのお手伝いをしてみましたが「ちょちょ、ちょっと待ってねぇ」なんて言いながら。。

    悲しいかな、小さい穴とか最近は離さないとピントが合いませんねん。

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    ペンチやドライバーを駆使しながら挑戦。

    小さい頃から、手先を動かして脳を使うって とても大事です。

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    最後はアストロ先生に教えてもらいながら、皆 作り上げることができました。

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    何だ、何だ、今日のシンドウさんは前回と動きが違うじゃないですか!

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    どうやら、ペンを持つ角度や頭の位置などによってもシンドウさんの動きが変わるらしい。

    今日は、ワークショップ後にせっせとシンドウさんの頭に紙で作った羽を付けて、

    扇風機シンドウさんを作っている子どもたちがいました。

    何やらアストロ先生からお話を聞かせてもらったようです。

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    こちらは、3人のシンドウさんが力を合わせて1本の筆を持ってお掃除しています。

    そう、シンドウさんはお掃除だってしてくれます。

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    そして、ワークショップ以外にも作品に注目。

    アートに精通している専門家たちも、その潔い無用さを肯定してしまう「オートオート」。

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    アダルトビデオのチラシを高速で吐き出し続ける顔。

    情報と欲求の氾濫を表したマシーン。

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    嘔吐、嘔吐。

  • アストロイド

    アストロイド

     

    本日は「とてもいいチェンバー」の主要作品をいくつかご紹介。

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    「アストロイド」

    顔型通信装置。リモコン操作で目を発光させたり、

    あごを開閉させたりすることで遠くの人に感情を伝えることが可能。

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    手元のリモコンを操作すると、けたたましいサウンドで魔除け効果もバッチリである。

    ボリューム機能も完備。

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    最近はスカイプなどといったものがあるが、そんなものをダウンロードしなくたって

    延長コードをどんどん伸ばすだけで、自分の部屋に居ながらにして

    ニュージーランドにいる知人にボタンひとつで意思伝達することができるハイテク装置。

    日本からニュージーランドまでの距離に匹敵する延長コードをご用意することをお忘れなく。

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    「オルガスマトロン」

    胃の部分に入った催淫効果のある液体に空気を送り、

    撹拌することで口から甘い香りを吐き出すアロママシン。

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    ブクブクと音をたてながらバニラの香りがフェロモンのように口から漂ってくる。

    当然ながら、アロママシンの大きさは等身大。

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    「加齢獣」

    イチオシ作品でもある。

    アストロ温泉に棲息する、ストレスと老化の象徴である人間の白髪を食べる怪獣。

    関節は自由自在に動き、手のひらについた吸盤で どこにでもペッタリとくっつく。

    体内には作者から生えた本物の白髪が内臓されている。

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    「わぉ♡」

  • シンドウさん&アストロパーティ♪

    シンドウさん&アストロパーティ♪

    本日、いよいよワークショップ『シンドウさん』をつくろう♪ の初回日。

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    今日は雨の中、シンドウさんのために遠方からもお越しいただき嬉しい限りでした。

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    アストロ温泉さんのワークショップは作品にも言えることですが、

    決して特別な材料を使用しているわけではありません。

    モーターなどは使っていますが、例えば百均やホームセンターで購入できるものなど

    誰でも簡単に手に入れられる素材を使用。

    そこに独自のアイデアや工夫・遊びを加えて、

    他にない得体のしれない(笑)作品を作ってしまうところに面白さがあります。

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    参加者の皆さん、一生懸命です。

    そして出来上がった力作。

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    いよいよ、シンドウさんによるお絵描きスタートです!!→動画はこちら。

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    どのシンドウさんも同じ動きをするのかと思いきや、

    グルグル高速回転のシンドウさん、頭をゆっくり回しながらこけてしまうシンドウさん、

    はたまた絵も描かずに背中で回っているシンドウさん、お友達のシンドウさんに押されて

    後ずさりするシンドウさん。。その姿に笑ってしまいます。

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    本日出来上がったシンドウさんたちの傑作は、参加者のサインを入れて画廊内に展示しています。

    そして、ワークショップ後のアストロパーティ♪には、座りきれないほどの皆さんにお越しいただきました。

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    いつものオープニングは夕方からのワインで乾杯が多いですが、本日はお菓子パーティバースデー

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    容赦ないチビッコパーティは楽しくて、とても刺激的。

    アストロ先生もチビッコパワーに押され気味!?

    シンドウさんや作品を使って新しい遊びを生み出す子どもたちは最先端の頭脳の持ち主。

    シンドウさんをカスタマイズして君も温泉郷を目指せ。

  • 違和感

    違和感

    「とてもいいチェンバー」、楽しんでいただいています。

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    音と共に目を引く作品が多い中、見た目が地味なのか?意外と目立たない作品。

    おそらく主要作品という訳ではないのかもしれませんが、

    ぜひ紹介しておきたい作品のひとつ。

    現代アートでは意外とよく目にするモチーフであるのですが・・

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    久々に、作品を見て 声出して笑いました。

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    神棚に えのき押し込んでます。

    何ですか、コレ。

    えのきたけ です。

    冬場は、鍋で つい歯の間にはさまってしまい・・

    きのこ類では、個人的にはワーストです。

    1位 しいたけ、2位 マッシュルーム、3位と4位は僅差でしめじ・えりんぎ。

    しかしながら、神棚にはえのき か えりんぎが妥当でしょう。

    (どうでもいい情報です)

    アストロ温泉の大きなテーマのひとつに「違和感」というものがあるのだそうです。

    本来、あるべきところにあるべきものがある。

    あるべきところにあるべきでないものがある・・

    そんな違和感。

    この作品は、まさに違和感の象徴的な作品なのである。

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    明日は、シンドウさん 初回のワークショップに加え、15:00からはアストロパーティ♪があります。

    パーティは予約不要でどなたでもお越しいただくことができます。

    どうぞ、皆様お越しください。

     

  • 「とてもいいチェンバー」

    「とてもいいチェンバー」

    始まりました!

    アストロ温泉の「とてもいいチェンバー」。

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    展覧会前からちょくちょく温泉地と間違えて電話が入ります、思惑通りです。

    アストロ温泉の作品を最初に観た時、とても興味を持ちました。

    不必要(失礼m(__)m)とも思えるモノを生み出すポテンシャル、

    とりわけ役に立つとも思えない(失礼)モノへの熱意、

    ことさら用をなさない(失礼)モノを具現化することに費やす時間、

    まさに現代アートの原点。

    私のような変なモノ愛好家にとっては、願ってもないお宝たち。

    始めの印象は明和電機を思わせ、お話を伺うと実際のところも影響を受けているそうです。

    明和電機、学生時代から好きです。

    アストロ温泉さん、「社長」と呼ばれているところも しかり。

    Puntoでは初めての企画でワクワクしています。

    今回展示されている発明品(作品)の中でも大作のひとつが、こちら。

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    「トレモロンX」

    モーターについたバチが回転してアルミパイプを叩くことによって音が鳴る打楽器。

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    どこぞやで見たことのあるインターホン。

    この手元のボタンによって操作できるので、誰でも鳴らすことができます。

    例えば、こんな感じで。

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    この続きは、9日15:00~のアストロパーティ♪へお越しください。

    予約不要・入場無料にて、どなたでも楽しんでいただけます。

     会場は、ちょっとした宇宙空間みたいになっていますが、

    これら発明楽器は実際に触ることも可能。

    ぜひ体感してみてください。

    新聞にも「とてもいいチェンバー」を紹介していただきました↓

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    記事は、こちら。

    こちらのページにて 随時、気になる作品を紹介していきたいと思います。

  • おもしろオモチャ、満載!

    おもしろオモチャ、満載!

    アストロ温泉「とてもいいチェンバー」前日。

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    未来の観光地「アストロ温泉」をテーマに様々な作品を制作。

    作家曰く”役に立たないもの”とも言うべき スペシャルな作品を展示しています。

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    前日の今日は遅くまで搬入。

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    こちらは、アストロ温泉の ゆるキャラ「モチロー」をかぶるアストロ温泉さん。

    いよいよ明日から始まります!

     

  • 吾偶

    吾偶

    森下さんの展覧会が始まってからというもの、連日の雨、雨、雨。。

    時に激しい雨が降り続き、今日も一日雨模様。

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    梅雨を忘れる愉快さ、吾偶(ごぐう)という名の作品がお出迎え。

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    個人的には、この歯がたまらなく好きです。

    犬は森下さんの愛犬ペロがモデル。

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    ここにも、ペロ。

    実際はどうか分かりませんが、ペロは吾偶の元祖ではないでしょうか。

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    お酒を嗜む吾偶に、楽器を奏でる吾偶。

    彼らに共通しているのは、このリラックス感。

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    そして、こちらは直火が可能なゴンドラゴン。

    ストーブの上に置くと口から湯気が出るスグレモノ。

    ゆで卵も簡単です。

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    さてさて、シンゴさんの工房は と言うと、八ヶ岳の麓にあります。

    この自然豊かな土壌が森下作品を形成してきたのかもしれません。

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    そんな工房で生まれた新作が、現在Puntoに並んでいます。

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    森下真吾の「笑いと、心動と、休息と、ものつくりに込めて・・」は7月2日まで。

    最終日の吾偶時間になれば、作家も在廊いたします!

    是非お越しください。

  • ゴ を探せ。

    ゴ を探せ。

    シンゴさんのうつわ。

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    会期2日目、「くっそ~~っ」と言いながらマグカップを購入していただいたお客様がおられました。

    その気持ち、よく分かります。

    何でもないように施されている引っ掻きや釉や色づけ。ニクイ。

    使い手に無駄な緊張感を与えないざっくりしたフォルム、それでいて機能性に優れている。

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    会場には、普段使いのうつわがたくさん並んでいます。

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    カップにお皿に鉢に宝瓶・・

    どれもシンゴさんテイストの味わい深いうつわの数々。

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    森下さんの作品には「ゴ」のサインが入っています。

    「笑いと、心動と、休息と、ものつくりに込めて・・・」は、7月2日まで まだまだ続きます。

    是非 この機会に実際に手に取ってご覧ください。

  • アストロ温泉とシンドウさんを作ろう

    アストロ温泉とシンドウさんを作ろう

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    アストロ温泉!?

    何県?

    日本か?

    アストロ温泉とは・・・大阪・南カワチに突如出現した未来の観光地『アストロ温泉』をテーマに

    した立体作品やオモチャ、楽器などを発明したり、マンガ、イラストなどを制作。アストロ温泉には

    大小さまざま、(完成して7秒で壊れたモノや作った自分でもまったく意味がわからないモノを含め)

    100点近くの作品や発明品があり、日々 作品は開発され続けています。

    Galeria Puntoでは、7月5日(火)よりアストロ温泉による「とてもいいチェンバー」を開催。

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    会期中のうち9日、17日、18日、24日の4日間、アストロ温泉によるワークショップを行います。

    只今、予約受付中!

    そうこうしているうちに、予約殺到?

    定員になり次第 締切となりますので、お早めに!!

    詳しくは、自動お絵描きメカ「シンドウさんをつくろう♪」をご覧ください。

  • 森下真吾 オープニングパーティ

    森下真吾 オープニングパーティ

    「笑いと、心動と、休息と、ものつくりに込めて・・・。」

    4年ぶり2度目となる森下さんの個展、待ちわびたオープニングでした。

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    元々、陶芸家になる前はロックバンドとして活動していたという森下さん。

    カップひとつを見ても、焼き物をやるべくして陶芸家になったような人ですが、

    人生の道のりもまた 制作へのスタンスに表れているようで実にシンゴさんらしい。

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    森下さんと言えば山梨県。

    山梨県と言えばワイン。

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    何と!この地ワイン、一升瓶です。

    これだけでテンション上がります。

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    そして、この日本酒。きりっと冷やして旨い。

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    オープニングに来てくださったシンゴファン、ほぼ全員のんべぇ。

    この日は、贅沢にも作家のうつわでいただきましたワイングラス

    やはり美味いうつわでいただくと、お酒も格段に美味しいのです。

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    「コーヒーだってお茶だって、お料理だって、どんな器で味わっても大して変わらない」

    そういう貴方に一度は試していただきたい森下真吾のうつわ。

    吾偶がゲラゲラ笑ってお出迎えしております。

  • 立体仕様

    立体仕様

    今年に入ってから絵が目白押しだったPuntoですが、久々の陶・うつわが始まります。

    6月18日からの森下真吾さんの展覧会に合わせ、画廊のレイアウトも変更。

    カウンターは入り口に移動。

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    新たに棚を設置し、立体仕様にしました。

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    今回も塗り作業と力仕事。

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    200点余りの作品をどうやって展示しようかとワクワク。

    森下さんの作品は、大自然の中 八ヶ岳の麓にある工房で生まれます。

    とりわけ立体作品を積んだ、山道を行く搬入の道のりは大変なのです。

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    森下さんは、数年前の「施美時間」にも参加。

    確か、この時の大作は頭部のオブジェ。

    展示のためにロープやカッター、ガムテープ、その上にブルーシートをかけて荷造り。

    そんな道中に遭遇したのは職務質問。

    夜間、県外ナンバーのトラックのブルーシートを開けたら、人の頭部とロープとカッターとガムテープですから。

    搬入時間に遅れたのは言うまでもありません。

     皆さま、ブルーシートのトラックを見かけたら、温かく見守ってください。

  • 笑いと、心動と、休息と、ものつくりに込めて・・

    笑いと、心動と、休息と、ものつくりに込めて・・

    今月の企画展は、森下真吾による「笑いと、心動と、休息と、ものつくりに込めて・・」。

    今月18日から始まります。

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    森下真吾さんは、器やオブジェを作る陶芸家。

    Galeria Puntoでは、ジャンルを問わず「これはイイ!」と感じた作品・作家の企画を行っています。

    現代アート中心のPuntoでは、一見 異色とも思えるかもしれませんが、この器がイイ!!

    吾偶(ごぐう)という名の不思議な生き物たちがカップや花器になりすまし?

    作り手の鼓動と共に、私たちの前に次々と現れます。

    Puntoでも愛用している森下さんのうつわ。

    一度使うと病みつき。

    ビジュアルや使い勝手はもちろん、一番の特徴は肩の力が抜けます。

    仕事の合間は、シンゴカップでコーヒーブレイク。

    週末は、シンゴマグを片手にアートを語りながらビールをグビッといきたいですね。

    シンゴさんの器なら「プハ~~~、うめぇ。」って上司の頭をペチペチしても無礼講。

    たぶん。

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    初日6月18日(土)19:00~は、オープニングパーティを行います。

    シンゴさん自らのアコースティックギター弾き語りライブもお楽しみください♪

  • 君だけをみている

    君だけをみている

    アンドレイ ヴェルホフツェフの「Quiet-静けさ―」、本日 最終日。

    ?「君だけをみている」

    閉廊間際まで多くの方々にお越しいただきました。

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    今展では、公園帰りの子どもたちが立ち寄って絵を見ていく光景が嬉しかった。

    子どもって素晴らしい!

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    たくさんの美しい文化に触れて育んだ精神があってこそ、争いの無知を知る。

    画廊は決して現実離れした娯楽ではなく、心豊かな大人の本気の遊び場なのだと思う。

    そこには、学びや歓びがある。

    それは、生きる糧にさえなる。

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    アンドレイの道は、まだまだ続く。

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  • FUJI -続編-

    FUJI -続編-

    アンドレイのFUJIシリーズ。

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    昔から、赤富士なんて言いますが・・

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    こちらの赤い富士はアンドレイ版。

    古代から霊峰としてあがめられてきた富士山は、2013年に世界文化遺産に登録。

    かつては葛飾北斎や横山大観をはじめ、多くの画家が時代を超えて描き続けている。

    そこには日本の象徴を超えた、魅了される特別な何かが存在するのかもしれない。

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    ロシアで生まれ育った彼の目に富士がどのように映るのか、とても興味のあるところですが

    シルエットを切り取った表現は、様々なバリエーションでパズルのように構成されている。

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    作家には、その時(今)でしか表現できないものがあると思っている。

    上手い絵は鍛錬を積めば誰にだって描けてしまう。

    しかしながら、心にググッとくる絵は そう簡単には描けない。

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    画家の仕事は 今しか描けない表現の連続であるように、

    今の自分の可能性を実践し続けることを怠けてはならないはず。

  • FUJI

    FUJI

    アンドレイのFUJIシリーズ。

    それは、15㎝ほどの小さな空間の中におさめられている。

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    「FUJI – Four story」

    彼の作風や技法は写実からポップなものまで実に多様ですが、

    その元にはシュルレアリズムの世界が土台になっているようです。

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    アンドレイが通ったレーピン芸術アカデミーは、1757年女帝エリザベータ・ペトローヴナ

    によって設立されたペテルブルグ最大規模の学術施設のひとつ。芸術アカデミーは、

    ほとんど全てのロシアの偉大な芸術家たちを育ててきたと言っても過言ではない。

    現在の作品を見ていても、ここで培われたと思われる日本人では表現しがたい

    独特の空気感のようなものが画面から感じられるのである。

    また、日本でも様々な賞を受賞している。

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    IMGP1284「FUJI – Strawberry」

    Puntoでは、一番奥の壁に展示している

    カーテンの向こう側からイチゴが見える この作品。

    IMGP1284 - コピー (2)イチゴにかかった練乳部分が、

    幼子の横顔になっているのがお分かり頂けるでしょうか。

    小さな画面におさめられたFIJIの物語をお楽しみください。

  • ANDREY  OPENING PARTY

    ANDREY OPENING PARTY

    アンドレイ ヴェルホヴツェフの「Quiet―静けさ―」、初日。

    オープニングパーティは、綺麗なお花の香りに包まれて始まりました。

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    ロシアから日本に来て5年程だというアンドレイ。

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    オープニング冒頭は、日本語で自己紹介。スバラシイ。

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    ロシアで絵を描くということ、そして日本との違いなど・・

    私たち日本人には考えさせられる意義深い内容でした。

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    会場には、FUJIをモチーフにしたシリーズが30点余り。

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    その他にも、花のシリーズ。

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    随所に、様々なアイデアが散りばめられています。

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    アンドレイの素晴らしさは、どんな環境下においても絵を描き続けてきた という事実。

    実は、決して容易なことではない。

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    子どもたちも興味津々。

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    アンドレイの姿に触発されて、大人たちも本音で迫る。

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    先日逝去した蜷川幸雄が話題にのぼる。

    この日は世界のニナガワの如く、アンドレイという逸材に皆が熱い期待を寄せた。

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    発展途上の彼は、まだまだ伸びしろがありそうだ。

    そんな作家との新たな出会いに感謝。

  • Quiet

    Quiet

    皆様、GW いかがお過ごしでしたでしょうか?

    SAMSUNG

    山っ子で育った私。

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    海っ子で育った旧友。

    たまには目的もなく、ただ ボーーーッと。

    スピリチュアルな額縁のない風景も格別です。

    遠い海の向こう、ロシアの異才 アンドレイ ヴェルホヴツェフの油彩を来週13日から展示します。

    スクリーンショット画像面

    スクリーンショット切手面

    今展では、14,5×14,5㎝の小さな画面の中で様々なFUJIを表現しています。

    また、FUJIシリーズの他にも人や花をモチーフにした作品 約40点を展示いたします。

    この度の個展は、2015~2016年に私の頭の中に生まれた様々なアイディアを、

    パズルのように組み立て、それがFUJIとなってあらわれました。

      展覧会のたびに、上へと上がっていく階段の小さな一歩を歩んでいます。

                                 アンドレイ ヴェルホヴツェフ

    5月13日(金)19:00~は、作家を迎えてのアーティストトークを行います。

    ぜひご来廊ください。

  • 美しさの訳

    美しさの訳

    「ひかりのかけら」 最終日。

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    渋谷さんの作品に囲まれて二週間が過ぎてゆきました。

    今回は、とても早く過ぎた二週間でした。

    今展のタイトル通り 全てが”ひかり”を感じる作品たち。

    我々にとって、また もっと広い意味でも普遍的なひかりという存在。

    綺麗な作品は、例えば観る側がざんきの念のようなものを抱えていると

    自分の闇をより意識してしまい、ずっと直視できないような気分にさせられることがある。

    病みすぎですか?

    しかし、渋谷さんの作品は外の輝きも内なる影も含めて

    まるごと ひかりのかけらにしてしまったようで、実に普遍的な美しさをたたえている。

    ダイヤ

    搬出後の画廊。

    go-suto

    ほとんどの人に気付かれなかった一枚は、

    こんな風にポスターの上に堂々と展示しておりました。

    渋谷 清の次なる作品を楽しみにしたいと思います。

  • ゴースト

    ゴースト

    「ひかりのかけら」も、残すところ最終日のみとなりました。

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    ここ数日は雨模様のお天気でしたが、作品を観ていると

    どこからともなく光が差し込んでくるようです。

    雨の中、遠方からもお客様が来てくださり嬉しい一日でした。

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    平面以外にも、こんなキューブ型の作品もあり

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    床置きも壁掛けにもできる仕様になっています。

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    中でも、入口に展示したこの作品 ↓

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    Puntoおススメの一枚。

    内容も濃く、会期中どんどん見ごたえが深まってきた作品でもあります。

    そして、赤の壁との相性も抜群。

    そしてそして、実はほとんどの人が見逃している作品がひとつあります目

    けっこう大きい作品なのですが、近くに立っても多くの人は気付かず。

    見つけた暁には、きっと良い事が起こるでしょう。

    作家に会えるかも?

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    是非、会場で見つけてください。

     

     

  • アトリエ

    アトリエ

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    渋谷さんは東京出身であるが、現在は福山にアトリエを構えている。

    教授ということもあってか、私などから見ればお会いするといつも

    背筋が伸びる思いになる。決して部屋着でゴロゴロしておせんべい

    をポリポリしていちゃいけない なんて気持ちにさせられる。

    しかし、実際にお話ししてみると実に気さくで面白い。

    小一時間ほどたってから、ふと思い出してクスッと笑ってしまう。

    1月に展覧会をした石川さんも 落ち着いた佇まいからは想像できない

    面白さだったが、渋谷さんの面白さも格別である。

     

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    渋谷さんの場合、美術館などに大きな作品が収蔵させているイメージを持っている。

    やはりアトリエは天井高。

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    この画面に油彩で描く仕事を思うと、エネルギーの必要性が分かる。

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    油彩と言っても、決してテカテカとはしていない。

    むしろ、作品によっては とことん艶が排除され超マットなのである。

    これは、日本画の顔料や砂などを混ぜ込んで質感を作り上げているらしいが、

    画面の質感の他にも、キャンバスの側面、更には壁と作品との関係性を考慮して

    作品を作り込んでいるという話も初日のトークで印象に残っている。

    確かに、いろんな作品を扱う中でも 渋谷さんの作品は側面の厚さや処理が作品ごとに違えてあり、

    作家の作品に対する存在位置へのこだわりを感じる部分でもある。

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    渋谷 清の「ひかりのかけら」は今月29日(祝)まで。

  • まぶたを閉じると何が見えますか?

    まぶたを閉じると何が見えますか?

    Puntoでは、渋谷 清の「ひかりのかけら」を開催中です。

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    入口を入ったドアに貼っているのは、

    24日より ふくやま美術館ギャラリーで始まったGg展のポスター。

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    Gg展は2012年に渋谷さんを含めた作家4人によって結成され、

    仲間を増やしつつ活動を続けるグループ・グー(Group gout)の展覧会である。

    今年のGg展は、渋谷さんの作品がポスターに採用されている。

    その作品が、一番奥に展示している大作のこちら。

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    「BETWEEN」

    自分の内と外のちょうど中間の世界 という表現を渋谷さんはしていたように思うが、

    こちら側でもあちら側でもない、その接点にこそ何かがあるのではないかという。

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    目を閉じる。

    目に見えるモノは見えなくなるが、まぶたの裏に映る残像とも言うような

    チカチカしたひかりや形は、誰しも感じたことがあるのではないだろうか。

    私の場合、それは一瞬で形を変えたり、ひかりを帯びたりする。

    海に太陽が射しこみ、水面がたくさんの細かい面となって

    キラキラと反射しながら揺らいでいるのに似ているようにも思う。

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    まぶたに残る情景は、外側の世界にも内なるメンタルにも

    どちらにも影響を受けて変化し続けている。

    そして不確かながらも、いずれもフィクションでない世界。

    まさに、内と外の中間にあたる。

    そんなことを考えながら作品に対峙する時、

    作品の本質や関係性が見えてくるのかもしれない。

  • 草間彌生

    草間彌生

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    この作品は、2002年にGaleria Puntoで展覧会をした時に展示した草間彌生の「涙」。

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    アメリカのTIME誌が21日に選んだ今年の「最も影響力のある100人」に

    芸術家の部門で草間彌生が日本人としてただ一人選ばれた。

    BBs6f1HNew York  © REUTERS/Mike Segar

    タイム誌は、選出の理由をこう書いている。

    「草間彌生は87歳の芸術家で、ドットやパターン、網目模様を駆使した抽象表現的な作品で知られる。

    油絵・彫刻・デッサン・映像・アート空間を創作し、日本の最も有名な現代美術家の一人。

    彼女のアート空間「Infinity Mirrored Room」は昨年秋にロサンゼルスのブロード美術館で展示され、

    高く評価された」

    他には、共和党のトランプ氏や民主党のクリントン前国務長官、俳優のレオナルド・

    ディカプリオ、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問らの名前があがっている。

    草間さんは今回の100人では最年長である。

    Puntoが草間さんにお会いしたのはずいぶん前になるが、そのエネルギーたるや凄まじい。

    私がまだ美術学生だった頃、草間彌生と横尾忠則の対談集を読みふけっていたことがあったが、

    その時は両氏の作品を扱うことになろうなどとは夢にも思わなかったものである。

    その後、草間さんの作品は度々Puntoで展示させていただいている。

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    現在の兵庫県に移転した最初の展覧会も草間彌生の版画展だった。

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    その時、お客様から「草間さんですか?」と間違われた?ことがあるが(笑)

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    それは、私の密かな自慢である。