カテゴリー: 立体

  • 焼かない焼き物

    焼かない焼き物

    本日、阿曽藍人の「touch the earth」が終了しました。

    「点から線へ」4人目となるラデックへバトンを渡します。

    今展では「点から線へ」の醍醐味、作家の新たな試みが見られました。

    陶というジャンルを扱いながら、このシリーズは何と焼成していない。焼かない焼き物!?

    火を使わず、土そのもの、そして原土を重ねて描かれた作品なのである。

       

    アボリジニを彷彿とさせるような画面は、焼き物の概念を取り払った自由さと可能性をも感じた。

    その上で私たちは、決してチューブの絵具ではない 土という素材であるからこそ対峙する阿曽さんを知ることになる。

    こちらは野焼きで焼成した作品群。

    陶板の質感をはじめ、実に様々な表情を見せてくれる。

      

    釉薬を用いない肌は 水を吸い込むのと同じように、呼吸をしているよう。

    色が変化したり、時に手をかけてやりたいと思う陶。

    生き物のようである。ピーちゃんでもいい。

    左から二番目の丸皿をピーちゃんにした。

    一人だけ、何だかカサカサしてるとこも嫌いじゃない。

    阿曽さんの作品は様々な雑誌などにも紹介されています。

    どうせなら、ちょっとシャイなピーちゃんを選びたいと思う。

  • 「touch the earth」 阿曽藍人

    「touch the earth」 阿曽藍人

    焼き物の原点の「土」と「炎」。阿曽藍人の作品は、まさにその体現だ。

    手の込んだ釉薬や焼成方法は使われない。

    炎で変化する土の表情、多様な色。その美しさを探し出そうとしている。

    メキシコのバロ・ネグロのような、磨き上げた漆黒から、

    夕空のようなたなびく茜が現れる、土と炎の絵画。

    コントロールするのではなく、温かく見守る。

    その彼の愛に、土も炎も応えてくれているのが、彼の作品なのだ。

    松崎尭子  インディペンデント・キュレーター(パリ / フランス)

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    「点から線へ」3人目、阿曽藍人の「touch the earth」が始まりました。

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    その名の通り、地球(地面)に直に触れる行為そのものが作品になったような印象を持つ。

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    四角や丸、土は様々な姿をしている。

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    が、作品を前に 作家の一貫した土への姿勢を知ることとなる。

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    そして、私たちは詰め込んだ知識や溢れる情報でなく、

    たった一人の生み出した作品を通じて 本当の地球の美しさに気付くのかもしれない。

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    土にふれ、一日を生きるという繰り返しのなかで、心に浮かぶあいまいなものを見つめ続けるしかない。

    うまくいけば、土であり、やきものであり、わたしであるという状態にいける。

    阿曽藍人

  • 北井真衣が作るうつわ

    北井真衣が作るうつわ

    引き続き「キタイ商店~日用品☆家電☆リサイクル~」から、作品をご紹介。

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    座布団の真ん中の畳に描かれた猫。

    その周囲にはたくさんの釘が刺さっているが、よく見ると1本も猫には触れていない。

    現代の踏み絵として表現した作品である。

    独自のスタイルで作品を制作し続けている北井さんだが、九谷焼だけあり そのうつわには定評がある。

    特に注目して頂きたいのが、彼女の絵付け。

    繊細でいて軽やかな線は見ていて飽きない。

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    湯呑シリーズ、どこにでも見かけるフツーの光景がたまらなく良い。

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    飯碗。

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    そばの出どころに注目してほしい 蕎麦猪口。

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    カップ。

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    こちらはオレオレ詐欺バージョン、電話マグ。騙されないでぇー。

    アナログ回線も懐かしい。

    そして、こんな女子チョコはいかがでしょうか。

    桐箱はレース仕様♡になっています。

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    それぞれ猪口の底にも絵付けが施されています。

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    わぉ。

    他の中味は会場でのお楽しみ・・

    北井真衣の「キタイ商店~日用品☆家電☆リサイクル~」は11月17日まで。

  • 北井のたぬき

    北井のたぬき

    焼き物でたぬきと言えば、そう、これ。

    信楽のたぬき。

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    縁起物で、お家の玄関なんかに見ましたね。

    こちら、北井のたぬき。

    パロディーではありません。

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    ぜひ、一家に一たぬき。

    北井のたぬき、若干個性がありますので、お買い求めの際は 性格を知って可愛がってください。

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    たぬ恵は、パックをしながらのラインが日課。

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    後頭部はトラ。お肌を気にしてビタミン剤を飲用するも、後ろに隠したお菓子はやめられません。

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    コラ、たぬ子!ブラジャー外れてる。

    たぬ子は、可愛いんですが ちょっとだらしないです。

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    パンツの中のタバコ見えとるぞ。

    君はたぬきなんだから、猫耳カチューシャ付けんでよろしい。

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    かぎっ子の子たぬき、乳首に絆創膏。

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    BCGワクチン済、良かった。

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    他にも、サラリーマンや工事現場で汗するたぬきたち。

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    北井さんの作品は、現代のありのままの姿を九谷焼に投影している。それは絵付けの手法で、彼女というフィルターを通して表現されているのだが、現代を悲観も楽観もせずに しかしながら楽しい時代に向かうことへの願いが込められているのが伝わってくる。

    物や情報が溢れる時代に、私たちは何を選択しているだろうか?必要あれば、インターネットで簡単に安くて良いとされているモノが手に入る。また、断捨離によってモノを手放した人も多いかもしれない。時に思うのは、健康志向がうたわれ食に対する我々の目線は以前より遥かに向上したかもしれない。では、他に目を向けてみる。忙しい日々の中で、何を選んで人生という時間を費やしているだろう。

    「戦争中 絶望を覚えた兵士が生き延びる支えとなったのは、窓から見える絵画のような月と時折奏でた音楽だった」という実話がある。美術も音楽も演劇も小説も映像もない世界で、果たして生きていくことはできるだろうか。むしろ、美味しい食べ物がいくら豊富にあっても美やメロディや物語が存在しなければ、私たちの人生は殺伐としていくに違いない。

    芸術が、一部の芸術家のための芸術であるという概念を捨て、子どもが可愛いものを指さすように、作品を見てみる。人生に感動を与え、我々を豊かにしてくれる より創造力のあるアートの価値観をGaleria Puntoの「点から線へ」で発信していきたい。

     

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  • 「キタイ商店~日用品☆家電☆リサイクル~」   北井真衣

    「キタイ商店~日用品☆家電☆リサイクル~」  北井真衣

    現在Galeria Puntoでは、北井真衣の「キタイ商店~日用品☆家電☆リサイクル~」を開催中。

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    北井真衣が色絵磁器の技法で生み出す奇想・異形の作品群は、鑑賞者のマインドをどこか捻じ曲げてしまうようなトリップ感を促す。

    またその表現は、モラルはないのに保守的な今の日本の姿や、混乱しているのにステレオタイプがはびこる現代陶芸ワールドをアイロニカルに浮かび上がらせている。しかし、そこには息苦しいまでのストイックさはない。むしろ強く感じるのは、ユーモアや無邪気な遊び心、ビックリするようなものを生み出したいという無垢な情熱だ。そこがなんともチャーミングなのである。                 ルンパルンパ 絹川 大 (石川)

     

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    「スマート仏壇」

    パソコンを開くと、そこには仏壇。まさに、スマートすぎる仏壇。

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    「UFO 壺」

    UFOキャッチャーです。

    間違い、壺です。

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    裸の女子高生をつかむ画期的なUFOキャッチャー。

    改め、壺です。

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    制服や下着もどうぞ。

    1PLAY 1万ですが、個人的には3PLAY2万がおススメ。コスパは すこぶる良し。

    壺です。

     

    笑顔がチャーミングな北井さん。

    九谷焼を学んだという絵付けや釉薬使いは、高いテクニックが活きている。

    その絵付けと同時に感銘を受けてしまったのは、その身近な日常に見え隠れする 時にブラックな現実である。

    作家曰く、制作後に「やべぇ」と思うことがあるらしいが(笑)

    そこがまた可愛い。

     

    私たちが生活する現代では、様々な社会問題が生じています。温暖化、ネット社会、少子化、性犯罪、自殺、など。そして、その問題に真剣に悩む人がいます。また、実感がわかずにのんびり過ごす人もいます。そんな人々が作り出す社会で、違和感に思いながらもそれを受け入れ、楽しく過ごしていきたい。

    九谷焼および陶芸で時代を歩んできた先人たちは、それぞれの時代にあった出来事や生活風景などを器に描いていた。私も、先人たちのように現代のありのままの姿を九谷焼に映し出していきたいと思っています。そしてそんな現代が楽しい時代に向かえばいいなという願いから楽しい表現を心掛けて制作をしています。           北井真衣

  • 「点から線へ」 オープニングパーティ

    「点から線へ」 オープニングパーティ

    11月4日、「点から線へ」のオープニングパーティ♪

    4作家がバトンをつなぐリレー方式の企画展、まずは北井真衣からスタート。

    4作家全てが揃い、各々の作品が一堂に介するのはオープニングだけなのです。

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    左から、ラデックプレディギエル、内田江美、阿曽藍人、北井真衣の4名。

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    今日から北井さんの陶の立体が始まった訳ですが、カウンターに陶立体の2人の作品を並べてみると、

    その表現の違いは明らかである。

    類似した素材でも、こうも表現が異なるものか と改めて創造の深さを知る。

    4人の作家が話し出すのは、やはり作品への想いや表現のあれこれ・・

    そう!これは、第1回目の「点から線へ」の時と同じではないか。

    初対面であろうと、作品を生み出す共通点が打ち解ける時間を必要としないのだろう。

    この作家同士の刺激と、その波状効果が「点から線へ」の面白さのひとつでもあるのだ。

    少しばかり作品を紹介してみよう。

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    北井真衣の掃除機、東芝ならぬトゥ~シバ。

    もちろん家電の箱やロゴまで作る。

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    内田江美、彼女独特の画面が広がる。

    蜘蛛の巣のようにも思える線は木炭。

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    右が阿曽藍人。

    土の気持ちが分かるんじゃないか って、最近 疑っている私。

    注:ツルツル丸いからと言って、むやみにポスカで描くのはやめましょう。

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    奥は、ラデック プレディギエル。

    ポーランド出身のラデックの感覚を見てほしい。

    そして、オープニングには たくさんの方々が来てくださいました。

    東京から泊まりでタクシーで駆けつけてくれた作家さん、遠方から電車を乗り継いでお越しいただいたお客様。

    寒い中を手荷物抱えて集まってくださった皆さま、お手伝いしてくれた関係者、取材いただいた記者さん。

    そして、忙しい中をわざわざ立ち寄ってくれた方々まで、本当にありがとうございます。

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    この日は愛すべき堀越千秋&オーナーの誕生日、「白岳 しろ」を片手に乾杯&献杯。

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    しんみりするのは堀越魂に反するので、やっぱりはしゃぐ。

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    BGMは「わが腸(はらわた)のソレア」、しびれる。

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    夜遅くまで、ゆったりした時間が流れていきました。

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    「点から線へ 2016」いよいよ スタートです!

  • 点から線へ

    点から線へ

    %e7%84%a1%e9%a1%8c2012年にスタートした「点から線へ」の第2弾が、来月11月4日より遂に始まります!!

    次代を担う4名の作家がバトンをつなぐリレー方式の企画展。

    先日 展覧会を終えたばかりの沼田佳苗から始まったGaleria Punto企画「点から線へ」は、

    沼田佳苗→秋山はるか→石川和男→野村直城→と受け継がれ

    時を経て、次の作家たちへバトンが渡される。

    →北井真衣→ 内田江美→阿曽藍人→ラデック プレディギエル

    以上の4名に引き継がれます。

    また、今展開催にあたり各作家の作品について以下の4氏にコメントをいただいている。

    ギャラリールンバルンバ 絹川 大(石川)

    美術評論家 芝辻政彦(京都)

    インディペンデント・キュレーター 松崎尭子(パリ/フランス)

    総社アートハウス主宰 伊永和弘(岡山)

    この場をかりて、心よりお礼申し上げます。

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    11月4日(金)18:00~ 4作家を迎えてのオープニングパーティを開催します。

    初日は4名の作家の作品が一堂に会します。

    是非、皆さま お越しください。

  • おならガール

    おならガール

    三木さんの展覧会が始まってからというもの、雨続きのPunto。

    もちろん画廊内に展示している作品ですが、屋外でも十分楽しめてしまう。

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    FRP、繊維強化プラスチックとも言われている その素材は、

    雨にも耐えることができ、何と言っても軽い。

    このツンとすましたnut、そして等身大に近いsweetsまで、

    何の支えもなく自立していることに驚く。

    このちっちゃい足で自分で立っている、すごい。

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    「sweets」に、新作のひとつである「おならガール」。

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    勝手に五郎丸と位置付けた おならガール。

    他でも五郎丸って書いてある(笑)

    関西ではおなじみの谷さん、先日は森山大道を取材されたそうで、

    そのお話もとても興味深かったです。

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    他にも、アニメの吹き出しのような形をした作品。

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    そして、ドローイングもたくさん見ることができます。

    「8000日目の取り組み」-三木サチコの彫刻とドローイング- は、今月29日まで。

     

  • 彫刻、言葉、ドローイング

    彫刻、言葉、ドローイング

    いつもハッピーでいられたらいいのに。

    自分のことなのに自分にもコントロールできないことがある。

    不思議に感じていたある日、菌類の話を聞いた。

    世界中に一番たくさん存在していること。

    ほとんど目につかないけれど、少なからずこの世界に影響を与えていること。

    一人の人間にも、世界の総人口よりたくさんの菌類が棲み、

    ヒトの嗜好や性質に影響を与えていること。

    表面には現れないものこそ、重要な意味を持っているのだろう。

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    子供の時、私の格好はいつも男の子みたいだった。

    スカートよりズボン、リカちゃんよりウルトラマン、

    髪は短いし、ピンクよりブルーが好きだった。

    けれど中身は泣き虫で恥ずかしがり屋、

    中身と外見のギャップがもどかしかった。

    そんなことが、彫刻をつくる根っこにある。

    そこに物が在るだけで、外側と内側ができてしまう彫刻は、

    私が考え事をするのに合っていた。

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    表層の出来事とその内側、境目はいつも曖昧で

    せめぎ合っているように私は感じられる。

    彫刻の形を探り、決めていく感覚と、

    運動するとき、無我夢中で体を動かす感覚はとても似ている。

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    幼稚園から高校卒業まで、ずっと水泳をやっていた。

    大学時代にはトライアスロン、それからスキー、

    今も山登り、クライミングと何かしら運動している。

    決してうまいわけじゃない。

    むしろ下手だから続けられるような、そういう部分が彫刻につながっている。

    小手先のテクニックでは表現できないものがあること、

    そこへたどり着く方法を、

    私の場合、スポーツが教えてくれた。

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    彫刻の形を決めていくときの、自分でない自分に出会う感じ。

    幼少期の体験が自分の内側について考えるきっかけだったが、

    それは外界へとつながる大きな広がりをもったものだと感じ始めている。

    三木サチコ

  • 8000日目の取り組み

    8000日目の取り組み

    本日より「8000日目の取り組み」-三木サチコの彫刻とドローイング-が始まりました。

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    ややや、三木サチコの彫刻って何だろう!?

    本物の人間をよそ目に、何と壁を歩く宇宙人のような白い人。

    宇宙人の行く先にはビックバンか、はたまた汁があふれ出た脳みそなのか?

    赤いリングが浮いている。

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    しかも、かなりのモデルウォーク。

    この子からすれば、私たち人間は時に分かったような勘違いをする鈍感な生き物なのかもしれない。

    そう思ったのには訳があり・・

    三木さんの言葉の中に、自分の幼少期の感覚を通した自分の内側と外側 という表現がある。

    どんな作家も自身の体験や環境に感化され、思考や哲学を生み、作品として反映されていくのだろうが、

    三木さんほど肉体を使って自分というものを意識し対峙して制作している作家は少ないのではないかと思う。

    これら作品は作家の内側であり外側であり、普段は目に見えないものでもあるだろう。

    つまりは、全ての作品は作家の手の内にあるはずなのに、

    生まれた作品を観ていると、作家さえ気づいていない感情や訳を抱いているように感じるのは私だけだろうか。

    「サチコ母ちゃんには黙ってるけど、何か言いたいことあるんじゃないのか?」

    と、耳元で つい世話をやきたくなる。

    初日から、そんな事を思ったのは既に三木サチコにハマってしまったのかもしれない。

  • 三木サチコの彫刻とドローイング

    三木サチコの彫刻とドローイング

    内気で泣き虫だけどスカートは嫌い、男の子っぽいものが好きだった。

    自分の内側の感覚と外見や好みとのギャップが人間の内側と外側を考えるきっかけだった。

    そこに物があるだけで表面が出来、中側がうまれる彫刻は、私が考え事をするのにとても合う。

    考え事は身体でする。

    4 歳から 18 歳まで水泳をしていた。

    その後はトライアスロン、競技スキー、登山、クライミングと続く。

    どれも決してうまくはないが、続けることでわかることがある。

    彫刻も同じだ。

    器用に思い通りには作れない。

    しかし私は私の無意識が求める形が現れるまで、手を動かし続ける。

     

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    9月19日(月)~29日(木)まで、

    「8000日目の取り組み」-三木サチコの彫刻とドローイング-を開催します。

     

    彫刻を初めて20年以上が経ちます。

    日数にすると8000日を超えるくらいです。

    ずいぶん長いこと作っているようだけど、なかなかうまくはいきません。

    でも、かの有名なエジソンは、こう言いました。

    「私は10000通りの上手くいかない方法を見つけただけだ」

    私も、まだ見つけていないことを発見するべく、今日も作ります。

     

    三木サチコ

     

     

     

  • サル出没

    サル出没

    池田さんの展覧会が始まってからというもの、Puntoの近くでは連日サルが目撃されている。

    野生のサルがどこからやってきたのか、あちらこちらで数匹。

    度々 注意喚起がなされており、今日はガタッという音に無駄にビックリしてしまった。

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    さてさて、白い作品はもちろんですが、

    色シリーズは より波線が際立って各々に表情豊かである。

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    こちらもカップ同様に制作プロセスが公開されています。

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    これら壁面作品は同じパーツの組合せで出来ているはずですが、

    その方向や組合わせ方によって光の形が異なる。不思議。

    一見 同じに見える作品なのに印象が違うのは、このためであろう。

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    作品に映る光は、円や線の他にもハート形が隠れていたりする。

    これまた不思議。

    池田晶一の「一本の波線から生じる形(陶)」は今週17日まで。

    サルに遭遇した場合は、刺激せずに そのままPuntoへGOダッシュ (走り出すさま)

  • 池田晶一 アーティストトーク

    池田晶一 アーティストトーク

    池田晶一の「一本の波線から生じる形」、始まりました。

    初日の昨日は夕方からオープン、池田さんを迎えてのアーティストトークを開催。

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    スライドを交えてお話していただきました。

    窯詰めの写真では、隣に奈良美智の作品も一緒に。

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    池田さんの作品は一貫性を持ちながらも変化し続けています。

    今展では、特に光の効果が顕著に表れているように感じます。

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    白い丸に見えるのは、波線が構成する凹凸によって生じた光の形。

    こちらが動く度に光の形は刻々と変化し、作品の上を自由自在に動く生命体のようにも思えてきます。

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    あまりの完成度の高さに、手仕事と思えぬほど。

    緻密な計算や経験に基づいているであろう仕事ですが、

    計算通り比例しない陶という素材に対峙し、プライドとも言うべきオリジナルの技術が、

    池田さんの表現を現実のものにしている。

    そして、作家自身が全ての制作工程を公開している事に驚く。

    つまりは、マネしようにも易々とマネできない。

    仮に似たモノができても、それは同じ作品にはなり得ないだろう。

    それが芸術なのだ。

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    池田さんは、これまでも何度となく企画させていただいているが、

    いつも、そして今回も「Puntoで展覧会をする時は、自分の新しい挑戦を出さないと」と言ってくださる。

    Puntoに照準を合わせて本腰を入れて制作してくださる。

    ここが初めての発表となる作品ばかりである。

    小品も決して手を抜かない。

    画廊冥利に尽きる。

    どんなに形を変えても、ギャラリーの本質は決して見失わないでいたいと誓う。

  • 一本の線から生じる形

    一本の線から生じる形

    暑い8月も遂に終わり。

    いよいよ芸術の秋がすぐそこです。

    9月前半の企画は、池田晶一の「一本の波線から生じる形」。

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    池田さんの作品は、これまで色々な空間を彩ってきました。

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    成羽町美術館「SUN&MOON」 1998年

    安藤忠雄設計の成羽町美術館において、太陽と月、それらをとりまく

    12星座をセラミックとガラスでインスタレーション。大規模な個展を開催。

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    岡山後楽園300年祭 空間アート「ガーデン」出品 2000年

    「現代美術を通してみる後楽園」の趣旨のもと11人の招待作家の1人として

    「雲の鏡」「空の鏡」と題する陶板を出品。

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    Galeria Punto、ギャラリーAO「心の眼に映る色ーセラミックによる意思際の妙ー展」 2006年

    壁から床、コーナーへ展開。作品が空間に与える意味づけを、新たに深く思考し始めた頃。

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    ザ・ペニンシュラ東京 2007年

    世界に展開する高級ホテル、ザ・ペニンシュラ東京のスイートルーム、

    4回フロアのインテリアに採用。建物との調和の良さで選ばれ、来訪者の評価は高い。

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    アート・プログラムin鶴林寺 2011年

    国宝本堂を望む境内及び塔頭の庭園。

    空間を変えると共に、椅子や花器の機能性を持たせた作品群。

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    フェアモントホテル ジャカルタ 2015年

    ホテルなどへのコレクションも多数。

    *

     今展はどのような新作が展示されるか楽しみです。

    初日9月3日は夕方からオープン。

    作家を迎えてのアーティストトークを行います。

    是非ご来廊ください。

  • BIZEN

    BIZEN

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    「WITH GRAVITY」、本日終了いたしました。

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    オブジェのような花器は、最後になって知った その作り方に驚愕しました。

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    他にも、用のうつわが充実。

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    備前と言えども、銀彩などを施した酒器が目にとまり・・

    展覧会毎に完成度が高くなっている気がする澁田さんの陶、

    新しい試みと、変わらない制作への真摯な取り組みが作品に反映されているように感じた展。

    備前焼はビールの泡が細かく立つ というのはよく聞く話ですが、

    実際試すと本当にクリーミーな泡がなかなか消えない。

    花入にさした花の水も少々ほったらかしでも腐りません、これはテキメン。

    以前 とある作家に、

    「安い焼酎を買ってきて備前焼のボトルに入れておけば、高い焼酎のようにまろやかになる」

    なんて話を聞きました。

    実にアヤシイ。

    もちろん、実践しました。

    それも何度も。

    嘘か真か!?何だか美味しい。(笑)

    いずれにせよ、うつわの存在が食事を美味しくさせることは間違いないようである。

    次の世代にも残したい長く使ううつわ。

    Puntoでも、澁田さんのうつわでお茶を召し上がっていただきたいなと思っています。

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  • 澁田寿昭 アーティストトーク

    澁田寿昭 アーティストトーク

    今夏、最高気温を更新した本日は、澁田寿昭のアーティストトーク。

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    今回は いつもとは違った形で、スライドを使ってのギャラリートーク。

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    お客様に合わせて、丁寧に説明してくださいました。

    澁田さんのお話と同時進行で質問させてもらい、そして答えが返ってくるので

    非常に分かりやすく聞き入ってしまいました。

    スライドの内容は、主に2013年より継続しているフランスでの活動など。

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    「PLEATS PLEATS PLEATS」

    これはパリで好評だった作品と同じシリーズで、現在展示している存在感のある作品。

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    意外にもフランスでも焼き締めの土というのは存在しており、

    昔、それはワインの保存ボトルだったり洗濯タブだったりしたそうです。

    実際に見せていただいたスライドの中には、備前焼に酷似した作品が映っている。

    しかし、それらはあくまで生活の中の実用品として存在し、

    日本で言う備前焼のような観て触れて鑑賞し愛でる芸術品とは異なるものだったようです。

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    そんなフランスにおいて、最近はBIZENとしてその美や価値に興味を持つ人が増えつつあると言います。

    今年のセーブルでの現代陶芸ビエンナーレでは日本人作家は一人だったそうですが、

    フランスでの評価は、澁田さんが 一人の作家として自身の力で嘘なく真摯に活動してきた成果に他ならない。

    そして、その背景には 確かな作品が存在する事実がある 。

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    他にも、とても興味深いお話を色々と聞くことができました。

    個人的にもとても刺激になったトーク。

    画廊のあり方やアートの本質についても考えさせられる一日となりました。

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    「SEED」

    来週からは、やや気温も下がる模様。

    どうぞお越しください。

  • WITH GRAVITY

    WITH GRAVITY

    先日終えたばかりの「Meeting」のギャラリートークにお越しいただいた陶芸家の澁田さん

    ですが、パリで展覧会中にはMARIKOさんが訪れるなどフランスを拠点に接点のあるお二人。

    日本においてはいよいよ来週からPuntoにて澁田寿昭の個展が始まります。

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    今年の5月には、パリのセーブルで開催されたARTCERAM2 現代陶芸ビエンナーレの

    作家として選ばれ、高く評価されている。

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    日本においては備前焼と聞けば誰しもが知る有名な焼き物のひとつ。

    しかし、海外では工芸の分野においても磁器でも絵付でもない土ものは

    まだまだ理解が乏しいようである。

    アートと工芸では捉え方に雲泥の差があるというフランスにおいて、

    ほぼ日本人は皆無なビエンナーレで、釉薬を用いず素材の美を追求した備前焼の

    作品で好評を博したという手ごたえは実に大きなものだと言える。

    澁田寿昭の「WITH GRAVITY」は、8月17日(水)~8月27日(土)

    11:00~18:00(最終日~16:00)

    日曜日休廊

    作家在廊日:8月20日(土)、27日(土)

    8月20日(土)14:00~はアーティストトークを行います。

    是非ご来廊ください。

  • パーティ&アーティストトーク

    パーティ&アーティストトーク

    10日は、「Meeting」のアーティストトークが行われました。

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    この日は、Puntoで展覧会をしていただいたこともある武田秀雄さんや、

    次回個展開催の澁田寿昭さんもお越しいただき嬉しいひとときなりました。

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    パーティを兼ねて行われた今回のアーティストトークは、

    3作家に加えお客様も参加しての対談形式で進行。

    ギャラリートークの面白さは、展覧会で作品を観るだけでは知りえない

    作家の裏話?とでも言うべき興味深い話が聞けるということ。

    更には、ギャラリーの目線も聞けたり。

    作品同様答えはひとつではなく三者三様な考えがあり、各々の価値観が存在しているということ。

    そして、観る側の価値観もひとつではないということ。

    そこが芸術の面白いところでもあるのです。

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    パリ在住のMARIKOさん、イギリスでも活動している吉田さん。

    中井さんは油彩の世界からタイルという素材に転身した経歴の持ち主でもある。

    トークでは、アートと工芸というテーマが持ち上がり、

    現在フランスで精力的に活動している陶芸家の澁田さんのお話も聞くことができた。

    そこには日本人の作り手としての確固たる意志と、実行力、

    そして経験に基づいた現在進行形が私たちの意識を持ち上げてくれたように思う。

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    画廊というところにいると、自然とアーティストやクリエイター、美術関係者などと多く接する

    機会があることは言うまでもありません。とかく芸術かぶれした?(失礼)話もしばしば。

    これは、必要なのですが。

    しかしながら、例えばサラリーマンや主婦、色々な異業種の方のお話を聞くことは、

    それ以上に刺激的で考えさせられることがあります。

    この日のお客様は、医師に教師、小説家に会社員・・・と様々でしたが、

    この様々なお客様からの質問や意見をいただき、これが実に聞き入ってしまうものでした。

    作家に至る経緯は?

    何故、その選択をしたのか?

    売れると思って描いてるの?

    赤いりんごを、どうして黄色に塗る?

    透明の瓶は、せいぜい水色で塗るのが精一杯。

    まさに、芸術あるある!

    最後は、学校での美術の授業が減っている原因に話が及び・・

    自分にない価値観なら一度持ってみてはどうだろう。

    美術は一部の特別な人の世界ではない。

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    MARIKO

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    中井佳代子

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    吉田延泰

    3人も貴方と同じ子どもだったのだ。

     

  • 出会い

    出会い

    MARIKO・中井佳代子・吉田延泰による「Meeting」が始まりました。

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    MARIKOさんを起点に3名の作家の出会いが実現した今回の企画展。

    MARIKOさんは、昨年の「施美時間~赤展~」以来、今展に合わせフランスから帰国くださいました。

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    中でも岩絵具を用いたイラストレーションは新鮮で、胡粉がキラキラと輝き不思議な効果をもたらしてくれます。

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    顔彩を使ったイラストも、これまでのモードの表現幅を広げていった気がします。

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    普段はお花を飾らない画廊内。

    そんな時でも、中井佳代子さんのFlowerシリーズは空間を実に華やかにする効果大。

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    元々 絵を描いていただけに中井さんのモザイクは絵画的で、有機的な要素が魅力のひとつ。

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    吉田延泰さんのガラスは実に優しく、今回の女性らしい空間に見事にハマりました。

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    涼しさでは負けなしのガラスですが、それには細かい加工や異なる質感表現など

    手に取るとガラスの特性を生かした作家の意図が伝わってくる。

    是非 会場にてご覧ください。

     

     

  • Meeting

    Meeting

    観光地 アストロ温泉に行った記念に、お土産のおまもりを付けました。

    説法モチが描かれたおまもりはご利益がありそうです。

    さてさて、今月30日からはパリ在住のアーティストMARIKOの企画が始まります。

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    MARIKOさんは、「施美時間」にも参加いただいた作家でPuntoでは2度目の展覧会となります。

    今回は、新たな試みとして日本画の顔料 岩絵具を使用したイラストレーションを展開。

    また、神戸出身であるMARIKOさん。

    今展では 同じ神戸出身の2氏、モザイク作家 中井佳代子とガラス作家の吉田延泰を迎え、

    ジャンルの異なる3人のアーティストが出会います。

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    中井さんのタイル表現は、絵画技術に裏付けされた美意識。

    そして、吉田さんの優しいガラスにも ぜひ注目いただきたいと思います。

    8月10日(水)19:00からは、3氏を迎えてのパーティ&アーティストトークを行います。

    対談形式となるトークは、どんな話が聞けるのか楽しみです。

    初日から、ランダムに作家が在廊しております。

    アーティストと全ての人との新たな出会い。

    是非お気軽にご来廊ください。

     

     

     

  • 「とてもいいチェンバー」最終日。

    「とてもいいチェンバー」最終日。

    本日、アストロ温泉「とてもいいチェンバー」最終日を迎えました。

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    『シンドウさんをつくろう』締めくくり。

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    最後まで盛り上がった『シンドウさん』。

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    子どもの手助け半分、大人も夢中になりました。

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    4回にわたって行った 自動お絵描きメカ『シンドウさんをつくろう』。

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    この頃になると、どっちがシンドウさんで、どっちがアストロさんか定まらなくなります。

    えっと、シンドウさんが実際に描いた作品がこちら。

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                7月9日のシンドウさん。         7月17日のシンドウさん。

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                7月18日のシンドウさん。        7月24日のシンドウさん。

    最後に アストロ社長と、参加くださった皆さんのサインを入れて貴重な作品が出来上がりました!

    ワークショップに参加した子どもたちの中には「工作が苦手」なんていう子がいましたが、

    そんな君こそ『シンドウさん』をつくろうではありませんか!

    シンドウさんに任せておけば、お絵描きだってスイスイしてくれます。

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    最後は、アストロ温泉の発明品やお土産物も堪能。

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    アストロ温泉のフィギュア『DXアストロ温泉』。

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    この場末感がたまりません。

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    アストロ温泉には数々の浮世離れした名品がてんこ盛りです。

    また、『シンドウさん』のワークショップは、全回とも定員以上の希望者があり、

    中には参加できなかった子どもたちや大人たちもありました。

    シンドウさんを手にした幸運な諸君!大いに自慢しよう。

    しかしながら油断するべからず。

    残念ながら今回は参加できなかった君たち、大いに悔しがり次のチャンスを狙うべし!

    そのリベンジ精神こそ、最後に宝を手にすることとなるに違いない。

    本日、シンドウさんを手にした参加者は Puntoでポケモン(GO)をゲットいたしました。

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    そして、20日経過した 神棚の えのき は、変色してカリカリになったことは言うまでもありません。

    Galeria Puntoは、今後も未来の架空の観光地『アストロ温泉』を旅します。

    乞うご期待!!

     

  • アストロミュージック♪&シンドウさん3回目

    アストロミュージック♪&シンドウさん3回目

    アストロ温泉『とてもいいチェンバー』も、いよいよ佳境に入ってまいりました。

    本日は、アストロ温泉さん本人も どうなるか分からない初の試み、

    ピアニスト澤崎美重子とアストロ温泉自作発明楽器によるコラボパフォーマンス!

    暗幕で覆われた会場は、澤崎さん曰く実験室のよう。

    遠方からアストロ温泉ファンも駆けつけた 本日のメインイベント。

    やるなぁ、アストロさん♡

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    発明品(作品)について、子どもからも質問が飛び出します。

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    この作品が気になりましたか。

    アストロ温泉のゆるキャラ”モチロー”がやや情けない顔してます。

    お腹の中にあるのは、アストロさんが昔飼っていた黒い出目金。

    既にあの世へ行きまして、ホルマリン漬けでしょうか・・

    お母さん小さくキャーですが、

    子どもは興味津々です。

    『とてもいいチェンバー』、連日 子どもたちが元気いっぱいにやってきますが、

    18歳未満に見せていいのかどうか このカオスな空間。いいですとも、いいですとも。

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    今回は、来場者全員が参加してのミュージックの会。

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    澤崎さんの指揮のもと、手づくりのお米のマラカスでリズムを取ります。

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    最後はプロ仕様のピアニカと、モチローをかたどった”モチベース”の協演。

    葉加瀬太郎の「情熱大陸」。

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    モチベース、弦が1本の割にはけっこう音階が出ます。

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    「アストローーッ!!」

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    アストロイドをガシャガシャ鳴らす様に、アストロ魂を見ましたね。

    笑った~。

    シンドウさんの振動音もライブ参加。

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    アストロミュージック♪の様子はこちら→動画

    その勢いで、シンドウさん3回目に突入。

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    入学前のお友達も、とても上手に出来ました。

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    アストロ温泉の『とてもいいチェンバー』は、今月24日まで。

  • シンドウさん2回目

    シンドウさん2回目

    本日、自動お絵描きメカ「シンドウさんをつくろう♪」2回目。

    今日もたくさんの子どもたちが来てくれました。

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    今日は電池ボックスに線をつなげるのに苦戦。

    実際、子どもたちのお手伝いをしてみましたが「ちょちょ、ちょっと待ってねぇ」なんて言いながら。。

    悲しいかな、小さい穴とか最近は離さないとピントが合いませんねん。

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    ペンチやドライバーを駆使しながら挑戦。

    小さい頃から、手先を動かして脳を使うって とても大事です。

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    最後はアストロ先生に教えてもらいながら、皆 作り上げることができました。

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    何だ、何だ、今日のシンドウさんは前回と動きが違うじゃないですか!

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    どうやら、ペンを持つ角度や頭の位置などによってもシンドウさんの動きが変わるらしい。

    今日は、ワークショップ後にせっせとシンドウさんの頭に紙で作った羽を付けて、

    扇風機シンドウさんを作っている子どもたちがいました。

    何やらアストロ先生からお話を聞かせてもらったようです。

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    こちらは、3人のシンドウさんが力を合わせて1本の筆を持ってお掃除しています。

    そう、シンドウさんはお掃除だってしてくれます。

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    そして、ワークショップ以外にも作品に注目。

    アートに精通している専門家たちも、その潔い無用さを肯定してしまう「オートオート」。

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    アダルトビデオのチラシを高速で吐き出し続ける顔。

    情報と欲求の氾濫を表したマシーン。

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    嘔吐、嘔吐。

  • アストロイド

    アストロイド

     

    本日は「とてもいいチェンバー」の主要作品をいくつかご紹介。

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    「アストロイド」

    顔型通信装置。リモコン操作で目を発光させたり、

    あごを開閉させたりすることで遠くの人に感情を伝えることが可能。

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    手元のリモコンを操作すると、けたたましいサウンドで魔除け効果もバッチリである。

    ボリューム機能も完備。

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    最近はスカイプなどといったものがあるが、そんなものをダウンロードしなくたって

    延長コードをどんどん伸ばすだけで、自分の部屋に居ながらにして

    ニュージーランドにいる知人にボタンひとつで意思伝達することができるハイテク装置。

    日本からニュージーランドまでの距離に匹敵する延長コードをご用意することをお忘れなく。

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    「オルガスマトロン」

    胃の部分に入った催淫効果のある液体に空気を送り、

    撹拌することで口から甘い香りを吐き出すアロママシン。

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    ブクブクと音をたてながらバニラの香りがフェロモンのように口から漂ってくる。

    当然ながら、アロママシンの大きさは等身大。

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    「加齢獣」

    イチオシ作品でもある。

    アストロ温泉に棲息する、ストレスと老化の象徴である人間の白髪を食べる怪獣。

    関節は自由自在に動き、手のひらについた吸盤で どこにでもペッタリとくっつく。

    体内には作者から生えた本物の白髪が内臓されている。

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    「わぉ♡」

  • シンドウさん&アストロパーティ♪

    シンドウさん&アストロパーティ♪

    本日、いよいよワークショップ『シンドウさん』をつくろう♪ の初回日。

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    今日は雨の中、シンドウさんのために遠方からもお越しいただき嬉しい限りでした。

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    アストロ温泉さんのワークショップは作品にも言えることですが、

    決して特別な材料を使用しているわけではありません。

    モーターなどは使っていますが、例えば百均やホームセンターで購入できるものなど

    誰でも簡単に手に入れられる素材を使用。

    そこに独自のアイデアや工夫・遊びを加えて、

    他にない得体のしれない(笑)作品を作ってしまうところに面白さがあります。

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    参加者の皆さん、一生懸命です。

    そして出来上がった力作。

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    いよいよ、シンドウさんによるお絵描きスタートです!!→動画はこちら。

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    どのシンドウさんも同じ動きをするのかと思いきや、

    グルグル高速回転のシンドウさん、頭をゆっくり回しながらこけてしまうシンドウさん、

    はたまた絵も描かずに背中で回っているシンドウさん、お友達のシンドウさんに押されて

    後ずさりするシンドウさん。。その姿に笑ってしまいます。

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    本日出来上がったシンドウさんたちの傑作は、参加者のサインを入れて画廊内に展示しています。

    そして、ワークショップ後のアストロパーティ♪には、座りきれないほどの皆さんにお越しいただきました。

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    いつものオープニングは夕方からのワインで乾杯が多いですが、本日はお菓子パーティバースデー

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    容赦ないチビッコパーティは楽しくて、とても刺激的。

    アストロ先生もチビッコパワーに押され気味!?

    シンドウさんや作品を使って新しい遊びを生み出す子どもたちは最先端の頭脳の持ち主。

    シンドウさんをカスタマイズして君も温泉郷を目指せ。

  • 違和感

    違和感

    「とてもいいチェンバー」、楽しんでいただいています。

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    音と共に目を引く作品が多い中、見た目が地味なのか?意外と目立たない作品。

    おそらく主要作品という訳ではないのかもしれませんが、

    ぜひ紹介しておきたい作品のひとつ。

    現代アートでは意外とよく目にするモチーフであるのですが・・

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    久々に、作品を見て 声出して笑いました。

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    神棚に えのき押し込んでます。

    何ですか、コレ。

    えのきたけ です。

    冬場は、鍋で つい歯の間にはさまってしまい・・

    きのこ類では、個人的にはワーストです。

    1位 しいたけ、2位 マッシュルーム、3位と4位は僅差でしめじ・えりんぎ。

    しかしながら、神棚にはえのき か えりんぎが妥当でしょう。

    (どうでもいい情報です)

    アストロ温泉の大きなテーマのひとつに「違和感」というものがあるのだそうです。

    本来、あるべきところにあるべきものがある。

    あるべきところにあるべきでないものがある・・

    そんな違和感。

    この作品は、まさに違和感の象徴的な作品なのである。

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    明日は、シンドウさん 初回のワークショップに加え、15:00からはアストロパーティ♪があります。

    パーティは予約不要でどなたでもお越しいただくことができます。

    どうぞ、皆様お越しください。

     

  • 「とてもいいチェンバー」

    「とてもいいチェンバー」

    始まりました!

    アストロ温泉の「とてもいいチェンバー」。

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    展覧会前からちょくちょく温泉地と間違えて電話が入ります、思惑通りです。

    アストロ温泉の作品を最初に観た時、とても興味を持ちました。

    不必要(失礼m(__)m)とも思えるモノを生み出すポテンシャル、

    とりわけ役に立つとも思えない(失礼)モノへの熱意、

    ことさら用をなさない(失礼)モノを具現化することに費やす時間、

    まさに現代アートの原点。

    私のような変なモノ愛好家にとっては、願ってもないお宝たち。

    始めの印象は明和電機を思わせ、お話を伺うと実際のところも影響を受けているそうです。

    明和電機、学生時代から好きです。

    アストロ温泉さん、「社長」と呼ばれているところも しかり。

    Puntoでは初めての企画でワクワクしています。

    今回展示されている発明品(作品)の中でも大作のひとつが、こちら。

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    「トレモロンX」

    モーターについたバチが回転してアルミパイプを叩くことによって音が鳴る打楽器。

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    どこぞやで見たことのあるインターホン。

    この手元のボタンによって操作できるので、誰でも鳴らすことができます。

    例えば、こんな感じで。

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    この続きは、9日15:00~のアストロパーティ♪へお越しください。

    予約不要・入場無料にて、どなたでも楽しんでいただけます。

     会場は、ちょっとした宇宙空間みたいになっていますが、

    これら発明楽器は実際に触ることも可能。

    ぜひ体感してみてください。

    新聞にも「とてもいいチェンバー」を紹介していただきました↓

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    記事は、こちら。

    こちらのページにて 随時、気になる作品を紹介していきたいと思います。

  • おもしろオモチャ、満載!

    おもしろオモチャ、満載!

    アストロ温泉「とてもいいチェンバー」前日。

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    未来の観光地「アストロ温泉」をテーマに様々な作品を制作。

    作家曰く”役に立たないもの”とも言うべき スペシャルな作品を展示しています。

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    前日の今日は遅くまで搬入。

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    こちらは、アストロ温泉の ゆるキャラ「モチロー」をかぶるアストロ温泉さん。

    いよいよ明日から始まります!

     

  • エビフリャーボーイ

    エビフリャーボーイ

    野村直城の「ズキューン ズキューン」最終日。

    30名余りのメンバーとのお別れが、心にバキューンと染みる。

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    エビフリャーボーイ。

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    ゆで王子。

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    山ガール。

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    たてまきまきちゃん。

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    テーマパーカー。(後姿、反対側のお顔は さながらテーマパークです)

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    みみあるき。

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    そう、エビフリャーガールが連れているのは、みみあるき。

    彼女が散歩させているかと思いきや、主導権はみみあるき。

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    最終日の今日は、作家の野村さんも在廊。

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    新しい会場での3年ぶりの野村さんの展覧会。

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    今回のDMは、新しく塗り直したPuntoカラーに合わせ作成、ニクイ演出までしてくれました。

    作品は全て紹介しきれませんでしたが、今回も野村さんにしかできない作品を見せてくれました。

    充実感が残った最終日。

    作品各々が意志を持ち、ひとりひとりが独立する頃には彼はより輝き出すに違いない。

    今後の野村直城にもっと期待しつつ、期待を裏切る ぶれない作品で心を打ち抜いて欲しい。

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    ズキューン!!

  • ガイドさん

    ガイドさん

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    ひっそりと1点だけ展示しています、ガイドさん。

    背中のはしごを登る3人は鏡に映りこみ、正面と背面が同時に見られるようになっています。

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    この場所が妙に似合う、ガイドさん。

    最後まで見つけてもらえずに待っています。

    忘れず探してやってください。

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    野村直城の「ズキューン、ズキューン」、残すところ あと1日となりました。

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    まだまだ見どころ満載です。

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    宇宙人。

    お見逃しなく。

  • ハードボイルドエッグちゃん

    ハードボイルドエッグちゃん

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    固ゆで玉子度、NO.1!

    ハードボイルドエッグちゃん。

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    野村さんの初期、こんな作品も作っていました。

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    自分も入れる この作品、いかにも若者らしさに溢れている。

    冒険者のような発想と、緻密さと荒削りな部分が見え隠れし、とても面白い。

    どんな作家でも、得てして若い頃の作品は面白いことが多い。

    心惹かれるモノをそのまま形にする、変な計算や慣れがないからだろう。

    つまりは、その時でないと作れない作品なのだ。

    野村さんの作品は、その後 だんだんと有機的な要素が濃くなり、

    人間の様相を呈してきたのは ここ最近のような気がします。

    彼の場合は、未だに計算も余計な慣れも感じさせない新鮮さがあります。

    この変遷が野村作品の魅力のひとつでもあり、

    作家自身が今でしか作れない表現を楽しむかのように新しい作品に取り組んでいるように思えます。

    そこが 期待を裏切らない、また期待通りでない、人の心を捉えてやまないのでしょう。

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    野村ファンは、実にリピーターが多いのも特徴。

    遠方からは、何時間もかけて毎回個展に訪れてくださる 一度も会ったことがないというファンも。

    そんな野村さんに、ギャラリストも学ぶことは多いのです。

  • ズキューン バキューン ドキューン

    ズキューン バキューン ドキューン

    心を打ち抜く ズキューン。

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    更に打ち抜かれる バキューン。

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    野村直城の「ズキューン ズキューン」は、後半へ。

    まだまだ紹介していない作品たち。

    作品ひとつひとつを見ていくと、細部に気になる生き物や食べ物を発見することができます。

    野村さんの展覧会初期の頃、エビフライをモチーフにした作品を見たことがありますが、

    今展では、復活したエビフライや ゆで玉子などが目にとまります。

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    こんな部分もまた、大人心を打ちぬかれる隙を与えてしまうのです。

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    こちらは、手乗りサイズのミーフリャー。

    画廊でのお楽しみのひとつ。

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    Puntoには、まだまだ強力メンバーがお出迎え。

    入口には、こちらの作品「ドキューン」を展示し、皆様をお待ちしております。

  • いちごちゃんのおうち

    いちごちゃんのおうち

    野村さんとの出会いは、10年以上前の画廊でのこと。

    背筋の伸びた スマートで洒落た若者がやって来たことに始まります。

    ぺーぺーのスタッフの私は、将来有望な作家のタマゴである彼に 易々と声をかけれませんでしたが、

    とてもエネルギーを感じたのを覚えています。

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    あれから月日は流れ、今でも本当に変わらない風貌と律義さ。

    こうしてPuntoでの個展を重ねてきたことも、野村さんの制作への変わらぬ姿勢があったからに他なりません。

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    いちごちゃんの後頭部は、ワックスの効いた車のように弾いた釉薬が玉のように広がっています。

     この作品の象徴的な部分でもあります。

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    こちらはマットな質感に無数の穴。

    そう、野村さんの立体は陶で出来ています。

    このようにして観ていくと、その鮮やかな色から見ても 一見焼きものとは思えない程ですが

    土だからこそ出来る表現が随所になされているのです。

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    こんな演出も。

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    いちごちゃんのおうちの全容は、是非 会場でどうぞ。

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     22日(日)は休廊となります。

  • さかだちゃん

    さかだちゃん

    野村直城の「ズキューン ズキューン」。

    3年前と比べても少しずつ変化してきた作品ですが、

    普遍的な部分は変わらず存在し続けているように思います。

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    彼女は かなりの巨体ですが、身軽さはぴかいち。

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    この通り。

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    さかだちゃん。

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    大人になると、なかなか逆立ちする機会も少なくなりますが、

    そもそも個人的には逆立ちできなかった幼少時代のトラウマも拍車をかけ、

    人が逆さまになるだけで こんなにも浮遊感が得られるのかと気づかされました。

    夕方、ライトに照らされた さかだちゃんを見ると、お酒も飲んでいないのにフワフワと気持ち良くなります。

    単純なことながら、現実社会では およそ見ることがない光景ではないでしょうか。

    一瞬で観る者を別世界に誘う。

    それでも、さかだちゃんは平常心。

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    さかだちゃん 小 。

  • エビフリャーガール

    エビフリャーガール

    野村直城の「ズキューン ズキューン」、始まりました!

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    今展には、30名余りの作人が遅刻なく集合しました。

    中でも、頭の大きい彼女は 一番のお利口さんに見受けます。

    やや焦り気味なところも人に気を使うが故。

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    彼女の頭はエビフリャー。

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    手には、赤い紐を持っています。

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    赤い紐の先には・・彼女の利口さが伺えます。

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    野村さんが生み出す作品は、どれも無理がない。

    芸術家に限らず、どんな世界でもスランプや苦悩というものが存在するであろうが、

    いずれの作品も そういった圧力を感じさせない、実に軽やかである。

    自分の中のものを、作家自身が一番楽しみながら 実に楽々と次々に生み出してしまう。

    そして制作過程においては、そのディテールにとことんこだわる。

    そこに、野村さんの作品が生まれる核心があるのかもしれません。

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  • ズキューン 前夜。

    ズキューン 前夜。

    いよいよ、明日から始まる野村直城の「ズキューン ズキューン」。

    本日は、搬入日。

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    朝から、終日 調整を行いました。

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    移転後 初めての立体作品とあって、スタッフも試行錯誤しながらの展示でした。

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    会期中はさることながら、展覧会の面白さは搬入から始まります。

    作品の印象をも左右する 手腕を問われる展示作業。

    息の合った動きは、さすが作品を知り尽くしている仕事ぶり。

    妥協は許されません。

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    3年ぶりとなるPuntoでの野村直城の個展、良いメンバーが揃ってくれました。

    初日は、作家在廊しています。

    「ズキューン ズキューン」は、まもなく!

  • ズキューン ズキューン

    ズキューン ズキューン

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    野村直城。

    個展の度に、個性派な住人を連れてくる彼。

    簡単にはやられない、そう思っていても「よりによって、こんな奴連れて来たか」。

    ついズキューンとくる。

    悔しい。

    来月16日から、また違う住人を連れてくると言う。

    今度こそ、そう やすやすとはやられません。

    頭にタコウインナー乗せてるくらいじゃ、へっちゃら。

    きっと、へっちゃら。

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    11月16日(月)~28日(土)まで、Puntoに宿泊します。

    変な子がいたら養子にもらってください。悪さはしません。

    野村

    ちなみに、3年前は この子と養子縁組しました。

    3年ぶりのPuntoでの個展です。