カテゴリー: イベント

  • 「動く昆虫」 2日目。

    「動く昆虫」 2日目。

    ワークショップ2日目の今日は快晴。

    本日は3ステージ、前半は小さい子どもたちもたくさん来てくれ、お母さんと一緒に楽しみました。

    今回は「子どもワークショップ」と名打ってしまいましたが、大人の中でも”カワイイ”とハマったお母さんの姿も。

    そういや、昨年のワークショップは子どもたちに混じって大の大人もチラホラ参加してくださった。

    素晴らしい!!それ以降、私の中では一目置いている。

    そういう私も、夜な夜な昆虫づくりに励み その出来栄えに自己満足してニヤついてしまうタイプである。

    いい年になると美味しいランチには行っても、ストローを切って繋げてバッタの足を作るなんてことがない。

    と言うか、したくてもできない。

    むしろ、したい。

    させてくれ。

    たまには、仕事を忘れて子どもに戻ってみる。

    そうすれば、ちょっと子どもの気持ちや世の中の良いところが見えるかもしれない。

    いや、大人目線で空を飛ぶバッタなんて作ろうものならヒーローになれる。

    そしてそして、最終的に やっぱり工作の醍醐味は、出来上がった後の遊び。

    コレコレ!

    出来上がったバッタをブンブン走らせます。

    「気を付けてね~」などと言いながら、心の中では「もっともっと走らせろー!バッタ魂を見せてやれ」と熱くなっている。

    バッタ相撲の数匹はバッタの足が飛んでいく、どれが誰のバッタの足だか もはや分かりません。

    はたまた後ろ向きに走っているバッタも発見。

    という訳で、子どもに混じって工作を満喫した2日間。

    体を大きくしたりシールを貼ったりすると、てんとう虫やカブトムシなどのオリジナルの昆虫を作ることができます。

    また、足を発砲スチロールに乗せてやれば、お風呂で動くアメンボのできあがり。

    Puntoでは、夏休みのワークショップも行う予定です、お楽しみに♪

  • 「動く昆虫」 1日目。

    「動く昆虫」 1日目。

    今日は、春休み2日間限定ワークショップ「動く昆虫」の1日目。

    あいにくの雨模様でしたが、子どもたちが元気にやって来てくれました。

    今回は、今までの経験を活かして、地元を中心に科学の工作や実験を子どもたちに教えている岡田さんを講師に迎え、アートの要素も取り入れた小さい子でもチャレンジできるPunto仕様の工作にアレンジしていただきました。岡田さんは若い頃 東京で金工を学び、また中央の画廊を歩き回っていたというだけあって、話すうちに たくさんの知識や面白いアイデアが飛び出します。子どもたちにモノづくり、美術や科学の面白さを伝えることは、とても大切で意味のあることだと言われています。

    早速、岡田さんの指導の下、チャレンジ!

     

    初めての材料を目の前に、入学前の女の子も なかなかの腕前。

    高学年のお兄ちゃんは、足の長さや配色にまでこだわりを見せます。

    親子で一緒に、また家に帰って「こんなん作ってきたで~」と見せるって良いですね。

    今回は、バッタに見立て羽を付けます。

    岡田さんの手にかかれば、この通り。

    足を歯ブラシにすれば、シューーッと走る俊敏なバッタが完成。

    イカしてる!

    バッタのカスタマイズは、家でお父さんも腕の見せどころ手 (グー)

    これで、お父さんの株は大いに上がること間違いなしでしょう。

  • 施美時間の作家が語る、その後の施美時間。

    施美時間の作家が語る、その後の施美時間。

    今展も「施美時間」に合わせ全国から作家が集まってくれました。中でも一番遠かったのが初参加となるMARIKOさん。彼女はフランスからの参加となります。

    「赤展」最終日の夜、参加作家をはじめとするお客様を迎えてクロージングパーティ&MARIKOさんによるアーティストトーク「Color & Peace」を開催しました。

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    まずは、乾杯!

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    ジャンルは違えど美術を志した人間なら、必ず一度は憧れるのではないか?というパリ。

    かく言う私も例外なく憧れ、美術館を巡りファッションや香りに触れると帰りたくなくなったものです。

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    MARIKOさんのお話を聞きながら、つい若かりし頃に想いを馳せてしまったのです。

    しまったー、鶴林寺でふりきり門をくぐるのを忘れていたではありませんか!

    いえいえ、この世界は還暦でもまだぺーぺー。何歳でも何度でもあらゆる形でチャンスは訪れます。環境はひとつの通過点にしか過ぎません。

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    MARIKOさんのトークをきっかけに、皆さんからの質問や意見・反省点なども嬉しい反応。

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    また、日本画家である藤岡さんからは胡粉の元となる貝殻や岩絵具の岩石を実際に見せていただき、大変勉強になりました。深緑をした岩石は、まるで重たいブロッコリーのようでした。

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    今回の「施美時間」、実は成功という訳ではありませんでした。

    参加作家を迎えてのクロージングは、やり遂げた者においては課題も含めてオープニングとは違う何とも言えない達成感があります。そこに表現者としてのプライドがあるのだと思います。アート・プログラムは、そんなプライドを大切に2年後の第4回「施美時間」へ準備を進めたいと思います。

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    アートは、本気。もっとワクワクして良い。

    こんな時間を持てたことに心から感謝します。

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    搬出が終わった25日は、満月。

    鶴林寺では観月会が行われます。

  • 赤いキューブ

    赤いキューブ

    さてさて、

    赤いキューブは一体どうなったかと言いますと・・

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    第2回目の施美時間後から少しずつ出来上がってきた「平和」というコンセプト。そんな中、現代アートを媒体に 作り手と鑑賞者という対峙ではなく、施美時間という時間軸に居合わせる人々全てが共に作り手であり鑑賞者でもある立場として皆が「平和」への表現を担うことは出来ないだろうか・・ そんな考えから、今回の赤いキューブの企画が実現しました。

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    14日間の会期中、多くの方々がキューブを手に取ってくださり、最終日の朝には

    何個もあった大きな段ボールが一個となり、底が見えるまでになりました。

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    初日はこんな感じだった赤キューブ。

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    徐々に高さが出はじめ、倒すまいという皆さんの熱き戦いを経て。

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    土に根を張るように、広がっていきました。

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    座り込んで熱心にキューブを置く姿は、完全にゲージツ家。

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    「現代アートは分からない」なんてウソです。

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    とにかく広い境内。しばし赤キューブの動向を見逃そうものなら、とたんに形が変化しています。

    アーティストにも予想できない展開が一般参加のなせる技なのです。

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    塊からはちょっと離れた木の根っこや石の上に置かれた赤キューブは、

    ひっそり身を隠しているようで、その存在感は大きいものがありました。

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    こうしていつの間にか、気付けば赤が方々に広がっていったのです。

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    そして、もうひとつ。

    赤いキューブには、思い思いの平和をメッセージとして書いていただきました。

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    アート・プログラムは、平和を祈ります。

  • 施美時間 最終日。

    施美時間 最終日。

    14日間、一滴の雨も降らず最終日を迎えました。

    最後のイベントは、ケンイチのライブドローイング。

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    最後の締めくくり、今日は早起きしてライブの準備。

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    「赤展」らしく、三重塔の前でのライブペインティング。

    真っ白なキャンバスを前にする時、観ている側はいつも期待が高まります。

    筆入れはライブの醍醐味のひとつ、ここを見逃す手はありません。

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    勢いよく線が入り、みるみる画面が変わっていく様子にギャラリーも見入るひととき。

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    ケンイチさんらしく、モノクロで構成されていきます。

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    午前の部はここまで。

    そして、午後の部の最後はテーマ色でもある赤が入り、完成。

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    ケンイチさんファンもサインをもらって感激でした。

    第3回目の「施美時間」も遂に終わりを迎えます。

    「施美時間」には会場に足を運んでこそ見えてくる発見があります。

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    第2回目から発表している施美時間の看板も、ケンイチさんが描いたもの。

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    よ~く見ると、こんなところにアート・プログラムの代表が。

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    これは、鶴林寺の外。

    鶴林寺の周りには緑豊かな公園があります。

    鶴林寺に面した公園からでも一連の作品が垣間見れる、こんな工夫がなされているのです。

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    そして遠くを見ると赤いものが!?

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    更にもっと遠くにも赤いものが?

    スタッフさえ最終日まで気付かなかった、この赤。

    こんな偶然のような発見は、鶴林寺の外を散策しないと見つからないでしょう。

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    また、会場にはボランティアスタッフがお迎えしています。

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    声をかけていただくと、作品の裏に隠れている鳳凰など

    知られていない鶴林寺の魅力が聞けるかもしれません。

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    それほど貴重な文化財に展示させていただく責任の重さもまた、施美時間なのである。

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    そして、パンフレットにも載っていない作品との出会いは、

    来た人だけのお楽しみなのである。

  • 施美時間 13日目。

    施美時間 13日目。

    いよいよ、赤展もクライマックス。

    鶴林寺は国宝であり平和を祈るための寺院です。その中で特別に世界平和のために建造された建物があると記憶しています。寺院は建造物の中で最も人間に平和的な気持ちを思い起こさせるものだと思います。アーティストは宗教家ではありませんが毎日新しいアイディアを探究し、自分の中の一番美しいものを創造し平和のために仕事します。平和を祈るための寺院で未来のために展覧会ができることは大きなチャンスです。

    今はたくさんの恐ろしいニュースが簡単に耳に入ってきます。逆にここから平和なエネルギーを世界に発信できるといいなと思います。

    赤をテーマにした作品で世界を平和に向けて先導することが出来ればと思います。

    これは、ラデック プレディギエルの言葉。

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    ラデックの作品「BE PARADISE」

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    講堂の柱を囲むように張られた布。

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    線は、裏側にも染みて反転しています。

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    同じく裏面が外側となり、両面ともが正面のように仕上がっています。

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    ポーランド出身のラデックが選んだ次の素材は、色紙。

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    四角や短冊型の色紙をパズルのように組合せ、積み重ね、彩色します。

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    色紙ならではの金色の縁取りと、彼の色彩感覚が融合して独特の雰囲気。

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    ラデックの作品に最初に魅かれたのは、画家たるドローイングの線でした。

    今でも、この線や配色を見ると 当時のドローイングやテンペラを思い出します。

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    そして、今日から村岡ケンイチさんが来場しています。

    本日はケンイチの真骨頂、似顔絵。

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    似顔絵 白黒部門の世界チャンピョンであるケンイチさん。

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    様々なメディアでも紹介されています。

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    ケンイチさんの似顔絵は、単にビジュアルを似せて描くだけでなく、その人との会話を通じて、趣味嗜好から性格や価値観までを背景や表情に織り込んで描くところに更なる楽しさがあります。

    今日は、鶴林寺の本堂もスケッチ。

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    普段は、病院での講演や、病室に伺って

    患者さんの似顔絵を描く似顔絵セラピスト

    としても精力的に活動を続けています。

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    出来上がった作品を見た時の反応は、いつでもドキドキしますね。

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    ご住職もアート

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    最後は、ロマンが詰まったKaleidoscope 。

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    見た物が映り込む ちょっと変わったものも。

    今日の最後は、お互いを見合う あったか親子に出会いました。

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