年: 2015年

  • 創造

    創造

    2015年も、残すところ わずかとなりました。

    どのような年の瀬をお過ごしでしょうか。

    目に見えることを追いかけ せわしなく過ぎてゆく日々。

    しかし、時には足を止めて空を見上げたい。

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    世界のどこかで同じ月を眺めている人は、何を思う。

    2016年が平和な年であるよう祈ります。

    アート、人間の創造行為。

    人は影響し合い、繋がり、共鳴する。

    たとえ離れていても。

    創造は、アーティスト個人がやっているように見えて、

    実は人間全体で作っているのではないか。

    そして、その時代に必要とされる作品は、あらゆる媒体を通して自ずと現れてくる。

    そんなことを聞いたことがある。

    私たちの仕事が、少しでもその一端を担えるよう願ってやまない。

    皆様、良いお年をお迎えください。

    Galeria Punto 2015年師走

  • ゼリーのカップと まつぼっくり

    ゼリーのカップと まつぼっくり

    今日で、石川和男の「・・・times,rhythms and dimensions.」第一弾 最終日を終えました。

     今年のクリスマスは一切 装飾はせず、

    イルミネーションのように石川さんの作品を並べました。

    最終日 閉廊後、唯一 絵の前にそっと置いてみたのは、

    ゼリーのカップとまつぼっくりで作った小さなクリスマスツリー。

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    音のない静かな画廊。

    飾りは何も要りませんでした。

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    この時期になると、街には音楽が溢れています。

    人は歌声に感動し、時に涙します。

    それも、一度にたくさんの人が。

    かくいう私も音楽に惹かれるひとり。

    同じ芸術でも、音楽はダイレクトに響く求心力があり、

    誰しも一度や二度は音楽に心動かされた経験があるのではないでしょうか。

    では、絵はどうでしょう?

    絵を見て泣く、それは よっぽどのことのように思います。

    そんなことがあれば、その感動は音楽の比ではないかもしれません。

    しかし、絵には音楽に類さない何かが存在します。

    美術の持つ何か。

    それは、のめり込み魅了されるに等しい何か。

    心えぐる作品を追い求めつつ、

    Puntoは2016年もアートを発信していきます。

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    年明けには、作品を入れ替え 石川和男 第二弾を開催いたします。

    是非ご来廊ください。

    メリークリスマス!チャペル

  • construction b

    construction b

    今年も残すところ、あと10日となりました。

    暖冬と言えど、さすがに冷えてきたこの頃。

    2015年は新規オープンし、Galeria Puntoの節目の年でもあり。

    今年も紆余曲折ありつつ、絵を前にPuntoに立てる年の瀬に感謝しています。

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    不思議なもので、普段ならやり過ごしてしまう事柄や念のようなものも、

    この時期ならリセットできるような気がして、向き合ってみたりもします。

    石川さんの この作品を眺めながら。。

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    「construction b」

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    Puntoには、一足早いクリスマスプレゼントとも言うべき照明をつけました。

    シェードから通した光が、焚き木のよう。

    更に、お気に入りのまげわっぱのお弁当箱を思い出させてくれます。

    美しきノスタルジア。

  • 象の夢-ミジンコになりたい。

    象の夢-ミジンコになりたい。

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    現在開催中の、石川和男の「・・・times,rhythms and dimensions.」。

    好評につき、第二弾を開催いたします!

    作品入れ替えを行い、年明け1月11日(祝)~1月29日(金)まで展示いたします。

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    少し違った作品や小品なども加え、幅広く観ることができます。

    「象の夢-ミジンコになりたい。」はおススメの一枚。

    このように、現在は展示していない作品を新たに披露。

    また、現在しか見られない作品もございます。

    今年の展示はクリスマスイブイブ、23日まで。

    本格的な寒さとなってきたこの頃。

    クリスマスもすぐそこですチャペル

  • 馬と蜘蛛の巣

    馬と蜘蛛の巣

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    「spiderweb saved fallen horse」

    今展では、馬をモチーフにした作品が多く存在します。

    自らお話してくださったのも、これらの作品を例にあげてのこと。

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    石川さんの作品は、時間という概念を掘り下げて、存在するものの神秘、

    また、世の常である栄えては枯れてゆく相反する現実への問いのようにも感じる。

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    永遠と瞬間。

    私たち人間の時間は、実に儚い。

    そして・・・

    馬は、蜘蛛の巣によって救われる。

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    ”作品は、その人を表す”などと言うが、石川さんは まさにそうかもしれない。

    まず、生活感がない。(褒め言葉です!)

    画面に出てくる白馬に乗っていても違和感はない。

    むしろ乗っていて自然。

    そんな空気で日常を喋る画家の、相反する現実が何とも神秘的なのである。

  • 謎の星

    謎の星

    現在開催中の「・・・times,rhythms and dimensions.」から、「construction a」。

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    この作品は、DMにも使用した今回の代表作のひとつ。

    見ごたえのある 完成度の高い作品です。

    大画面に多次元的に構築された各々が織りなす様相は一体となり、更に高次元へ運んでくれるかのよう。

    実際に近くで見てみると、素材感や質感、画材を駆使し繊細に作り込まれているのが良く分かります。

    そして、今まであまり見られなかったコラージュなども用いられています。

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    石川さんの作品の中によく見られる 膨らみをもったキラキラと輝く丸い星のようなモノ。

    観る角度や展示の佇まいによって、時に存在を消し、多彩な光を放つ不思議なソレ。

    彼の作品にはなくてはならない表現のひとつ。

    今まで、それなりに沢山の作品を観てきましたが、コレは何ぞや!?

    それもそのはず、石川さんオリジナルの技法だといいます。

    組織なら おそらく企業秘密であろうアレを、自ら惜しげもなく解説してくれる懐の広さ。

    ある日本画家が、別の画家に 同じく自身の技法を一から伝授していたのを思い出します。

    彼曰く、「同じ方法で描いても、この絵は僕にしか描けない」。

  • 画面に隠された消失点

    画面に隠された消失点

    先日のオープニング、アーティストトークで最初に石川さんが触れた作品がこちら。

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    ”from some vanishing points”

    今展のタイトル「・・・times,rhythms and dimensions.」とあるように、

    時間・リズム・次元性を画面を作る上でキーワードにしていることがうかがえる。

    この中でも特に次元性については、今回顕著に現れた要素と言えるのではないだろうか。

    風景画などにもよく見られる遠近法というものがあるが、

    石川さんが語った中で、例えば上の作品はこの消失点を3つ設けて画面が構成されている。

    私たちが心地良く感じる線や、リズミカルなレイアウトは、

    作家が無意識的にも行っている こうしたテーマや技法などが起因していることが分かる。

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    ”seraphine”

    同じサイズの作品。

    石川さんと言えば、これまで淡い色彩の印象が記憶に残ります。

    この2点は比較的 今までの雰囲気を残す仕上がりですが、

    実際に作品を目の前にすると、はかなさと同時に普遍性のようなものを感じます。

    観る側の印象と作り手の意図、自分の目線と相手の目線を重ね合わせてみる。

    時には、そういう視点が視野を広げ、新たな価値観を得るキッカケになるのかもしれない。

  • 石川和男 アーティストトーク

    石川和男 アーティストトーク

     石川和男の「・・・times,rhythms and dimensions.」オープニング。

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    ~多次元的絵画の試み~

    と題した今展の作品について、またPuntoとの出会いなど交えアーティストトークを開催。

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    複雑に分割された画面、不思議な感覚さえ持つ光と空間構成。

    私たちは、作家の作品を見ていろんな事を感じ取る。

    自問自答したり自らの価値観において判断したり、また それを人に伝えたりするが、

    作家に作品の意味を求めたり内容やプロセスを問うことは まずない。

    そこで興味深いのが、作家自身の思考や言葉や選択である。

    故に、アーティストトークは作品を何倍も楽しみ深める貴重な機会なのである。

    作家をより深く知ることは、アートへの近道。

    と言っても、情報をたくさん知ることが目的ではない。

    時間をかけて見えてきたり気付いたりする瞬間がある。

    この発見が、実はとてつもなく面白い。

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    端正な物腰と頭の良さが際立つ石川さん。

    発見ーー!かなり面白いと。

    何と表現すべきか、関西人にはいない面白さ とでも言うべきか。

    関西弁の中でも一番アクが強いと言われる播州弁をスラスラと使いこなす私には

    新鮮な東の風であった。

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     トークの後は、石川さんのギターのひととき。

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    鍵盤ハーモニカとの即興。

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    スタンダードナンバーからブルース・・

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    夜観る作品は、昼間と様相が一変し キラキラと光を放ちます。

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    泡盛のようとも思える香りの ひこ孫と、美味しいフルーツで乾杯!

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  • ささやかな前夜祭

    ささやかな前夜祭

    明日から始まる 石川和男の「・・・times,rhythms and dimensions.」。

    初日を前に、埼玉からPuntoに来てくださいました。

    昔、少しばかりギターでジャズをやっていた という石川さん。

    今日は、展示前に披露していただき・・

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    少しばかりの割には、とても上手い。

    もちろん絵の世界は愛してやまないですが、やっぱり音楽も良いです。

    芸術って素晴らしい。

    しばし展示を忘れ。。

    完全に展示はさておき(笑)。

    初日前夜、まったり良い時間を過ごしました。

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    作家のギターで絵を鑑賞する贅沢さ。

    前回から進化した作品のお話のあれこれは、初日のお楽しみに。

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    明日は、とても素敵なオープニングになりそうです。

  • マンゴー

    マンゴー

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    空輸飛行機のマンゴーが届きました。

    普段はなかなか食べることもないですが、まさに食べ頃。

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    こちらも海の向こうの船ブドウが届きました。

    皮ごと食べれ、糖度は抜群。

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    さて、現在Galeria Puntoでは搬入が始まっています。

    7日から始まる石川和男の「・・・times,rhythms and dimensions.」。

    初日の7日(月)18:00~は、作家の石川さんを迎えてささやかなオープニング&アーティストトークを行います。

    どこかに神秘的な要素を感じる石川さんの世界観。

    石川さん自身が、作品や制作の経緯などを語る今回のオープニングはとても貴重な機会となります。

    私自身、興味津々です。

    是非ご来廊ください。

    マンゴーとブドウは、石川和男のオープニングにて どうぞワイングラス

  • オニのサラリーマン

    オニのサラリーマン

    今日は、新刊の絵本をお借りする機会がありました。

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    「オニのサラリーマン」

    地獄勤めのサラリーマン、赤鬼のオニガワラ・ケンの物語。

    えんま大王様に血の池地獄の監視を命じられるも、

    まさかの芥川龍之介の蜘蛛の糸にもつながる展開へ。

    そもそも、仕事中に居眠りをして極楽への逃亡を図られた原因は、

    前夜「なぜ鬼ヶ島の鬼は、桃太郎に負けたのか考えてみよう」という息子の宿題に付き合ったから。

    ボーナスカットを匂わされたオニガワラは、帰りに鬼ごろしを一杯ひっかけて帰る。

    糸を登る亡者に「極楽なんか行っても暇なだけやぞぉ!」と叫ぶくだりは、たまらない。

    子どもの絵本とは思えぬシュールさ。

    ストーリーに加え、絵も良かった。

    これは、絵本とは無関係の斎藤真一の画集。

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    オニのサラリーマンを見ていると なぜか「吉原炎上」の原作になった遊女シリーズを彷彿とさせ、手に取る。

    こうして、読書の夜が更けてゆきました。

  • Lucie Rie

    Lucie Rie

    展覧会の合間・・・現在 全国を巡回中の回顧展「ルーシー・リー展」に出かけてきました。

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    ルーシー・リーは、20世紀を代表するイギリスを拠点に活躍したウイーン出身の陶芸家。

    洗練されたフォルム、ピンクや水色の釉、掻き落としの線の妙。

    「陶芸制作は、私にとって冒険である。

    新しい創作は全て新たな始まりである。

    私は決して学ぶことを止めないであろう。」

    そんな風にルーシー・リーは語っています。

    20世紀のオーストリアと言えば、音楽はもちろんですが 個人的にはクリムトとエゴンシーレ。

    自らの耳を切ったゴッホもしかり、エゴンシーレのタブー視される生き様は

    画家たる魂を感じて、心ふるえてしまうのである。

    良い子の皆さんは、マネはしないでくださいね。

    そんな時は、私のように帰りに象を見て帰ってください。

    SAMSUNG

    象は、とても脳が発達した賢い動物。

    絵を描く象なんてのもありました。

    ぞうさんに心ふるえる事だって、あるのですから。

     

  • エビフリャーボーイ

    エビフリャーボーイ

    野村直城の「ズキューン ズキューン」最終日。

    30名余りのメンバーとのお別れが、心にバキューンと染みる。

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    エビフリャーボーイ。

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    ゆで王子。

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    山ガール。

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    たてまきまきちゃん。

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    テーマパーカー。(後姿、反対側のお顔は さながらテーマパークです)

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    みみあるき。

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    そう、エビフリャーガールが連れているのは、みみあるき。

    彼女が散歩させているかと思いきや、主導権はみみあるき。

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    最終日の今日は、作家の野村さんも在廊。

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    新しい会場での3年ぶりの野村さんの展覧会。

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    今回のDMは、新しく塗り直したPuntoカラーに合わせ作成、ニクイ演出までしてくれました。

    作品は全て紹介しきれませんでしたが、今回も野村さんにしかできない作品を見せてくれました。

    充実感が残った最終日。

    作品各々が意志を持ち、ひとりひとりが独立する頃には彼はより輝き出すに違いない。

    今後の野村直城にもっと期待しつつ、期待を裏切る ぶれない作品で心を打ち抜いて欲しい。

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    ズキューン!!

  • ガイドさん

    ガイドさん

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    ひっそりと1点だけ展示しています、ガイドさん。

    背中のはしごを登る3人は鏡に映りこみ、正面と背面が同時に見られるようになっています。

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    この場所が妙に似合う、ガイドさん。

    最後まで見つけてもらえずに待っています。

    忘れず探してやってください。

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    野村直城の「ズキューン、ズキューン」、残すところ あと1日となりました。

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    まだまだ見どころ満載です。

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    宇宙人。

    お見逃しなく。

  • ハードボイルドエッグちゃん

    ハードボイルドエッグちゃん

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    固ゆで玉子度、NO.1!

    ハードボイルドエッグちゃん。

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    野村さんの初期、こんな作品も作っていました。

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    自分も入れる この作品、いかにも若者らしさに溢れている。

    冒険者のような発想と、緻密さと荒削りな部分が見え隠れし、とても面白い。

    どんな作家でも、得てして若い頃の作品は面白いことが多い。

    心惹かれるモノをそのまま形にする、変な計算や慣れがないからだろう。

    つまりは、その時でないと作れない作品なのだ。

    野村さんの作品は、その後 だんだんと有機的な要素が濃くなり、

    人間の様相を呈してきたのは ここ最近のような気がします。

    彼の場合は、未だに計算も余計な慣れも感じさせない新鮮さがあります。

    この変遷が野村作品の魅力のひとつでもあり、

    作家自身が今でしか作れない表現を楽しむかのように新しい作品に取り組んでいるように思えます。

    そこが 期待を裏切らない、また期待通りでない、人の心を捉えてやまないのでしょう。

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    野村ファンは、実にリピーターが多いのも特徴。

    遠方からは、何時間もかけて毎回個展に訪れてくださる 一度も会ったことがないというファンも。

    そんな野村さんに、ギャラリストも学ぶことは多いのです。

  • ズキューン バキューン ドキューン

    ズキューン バキューン ドキューン

    心を打ち抜く ズキューン。

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    更に打ち抜かれる バキューン。

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    野村直城の「ズキューン ズキューン」は、後半へ。

    まだまだ紹介していない作品たち。

    作品ひとつひとつを見ていくと、細部に気になる生き物や食べ物を発見することができます。

    野村さんの展覧会初期の頃、エビフライをモチーフにした作品を見たことがありますが、

    今展では、復活したエビフライや ゆで玉子などが目にとまります。

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    こんな部分もまた、大人心を打ちぬかれる隙を与えてしまうのです。

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    こちらは、手乗りサイズのミーフリャー。

    画廊でのお楽しみのひとつ。

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    Puntoには、まだまだ強力メンバーがお出迎え。

    入口には、こちらの作品「ドキューン」を展示し、皆様をお待ちしております。

  • いちごちゃんのおうち

    いちごちゃんのおうち

    野村さんとの出会いは、10年以上前の画廊でのこと。

    背筋の伸びた スマートで洒落た若者がやって来たことに始まります。

    ぺーぺーのスタッフの私は、将来有望な作家のタマゴである彼に 易々と声をかけれませんでしたが、

    とてもエネルギーを感じたのを覚えています。

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    あれから月日は流れ、今でも本当に変わらない風貌と律義さ。

    こうしてPuntoでの個展を重ねてきたことも、野村さんの制作への変わらぬ姿勢があったからに他なりません。

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    いちごちゃんの後頭部は、ワックスの効いた車のように弾いた釉薬が玉のように広がっています。

     この作品の象徴的な部分でもあります。

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    こちらはマットな質感に無数の穴。

    そう、野村さんの立体は陶で出来ています。

    このようにして観ていくと、その鮮やかな色から見ても 一見焼きものとは思えない程ですが

    土だからこそ出来る表現が随所になされているのです。

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    こんな演出も。

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    いちごちゃんのおうちの全容は、是非 会場でどうぞ。

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     22日(日)は休廊となります。

  • さかだちゃん

    さかだちゃん

    野村直城の「ズキューン ズキューン」。

    3年前と比べても少しずつ変化してきた作品ですが、

    普遍的な部分は変わらず存在し続けているように思います。

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    彼女は かなりの巨体ですが、身軽さはぴかいち。

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    この通り。

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    さかだちゃん。

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    大人になると、なかなか逆立ちする機会も少なくなりますが、

    そもそも個人的には逆立ちできなかった幼少時代のトラウマも拍車をかけ、

    人が逆さまになるだけで こんなにも浮遊感が得られるのかと気づかされました。

    夕方、ライトに照らされた さかだちゃんを見ると、お酒も飲んでいないのにフワフワと気持ち良くなります。

    単純なことながら、現実社会では およそ見ることがない光景ではないでしょうか。

    一瞬で観る者を別世界に誘う。

    それでも、さかだちゃんは平常心。

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    さかだちゃん 小 。

  • エビフリャーガール

    エビフリャーガール

    野村直城の「ズキューン ズキューン」、始まりました!

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    今展には、30名余りの作人が遅刻なく集合しました。

    中でも、頭の大きい彼女は 一番のお利口さんに見受けます。

    やや焦り気味なところも人に気を使うが故。

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    彼女の頭はエビフリャー。

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    手には、赤い紐を持っています。

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    赤い紐の先には・・彼女の利口さが伺えます。

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    野村さんが生み出す作品は、どれも無理がない。

    芸術家に限らず、どんな世界でもスランプや苦悩というものが存在するであろうが、

    いずれの作品も そういった圧力を感じさせない、実に軽やかである。

    自分の中のものを、作家自身が一番楽しみながら 実に楽々と次々に生み出してしまう。

    そして制作過程においては、そのディテールにとことんこだわる。

    そこに、野村さんの作品が生まれる核心があるのかもしれません。

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  • ズキューン 前夜。

    ズキューン 前夜。

    いよいよ、明日から始まる野村直城の「ズキューン ズキューン」。

    本日は、搬入日。

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    朝から、終日 調整を行いました。

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    移転後 初めての立体作品とあって、スタッフも試行錯誤しながらの展示でした。

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    会期中はさることながら、展覧会の面白さは搬入から始まります。

    作品の印象をも左右する 手腕を問われる展示作業。

    息の合った動きは、さすが作品を知り尽くしている仕事ぶり。

    妥協は許されません。

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    3年ぶりとなるPuntoでの野村直城の個展、良いメンバーが揃ってくれました。

    初日は、作家在廊しています。

    「ズキューン ズキューン」は、まもなく!

  • ・・・times,rhythms and dimensions.

    ・・・times,rhythms and dimensions.

    11月も もう半ば。来月は師走。

    何となく冬を連想させるこちらの作品は、石川和男。

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    12月7日からクリスマスイブイブまで、

    石川和男さんの「・・・times,rhythms and dimensions.」を開催します。

    無題

    石川さんは東京生まれ。東京芸術大学を卒業後、画家として活躍しています。石川さんとの出会いは、2011年の第1回「施美時間」に参加していただいたことが始まりでした。翌年にはPunto企画「点から線へ」、これは全国から次代を担う若手作家を4名選出し、リレー形式で企画展を行うというもの。複数の作家の活動を結び付け、新たな価値観や創造力を生み出そうとする試みでもあります。石川さんは、そんな「点から線へ」の一人なのです。→2012年「点から線へ」のオープニングの様子はこちら。

    また、2013年の第2回「施美時間」にも参加。

    この時は鶴林寺とは舞台を変え、石川さんらしい空間を作り上げました。

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    その時の、この作品は今でも良かったな~と未練が残ります。

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    朱色の作品も印象的でした。

    今展では、多次元的絵画の試み と題して、新たなイメージを見せてくれそうです。

    初日12月7日(月)18:00~オープニング&アーティストトークを行います。

    石川さんのトークが聞ける貴重な機会です、是非ご来廊ください。

    「点から線へ」から3年、同じく4名に選出した一人

    彫刻家 野村直城の個展があさってから始まります。

    偶然にも3年後に、野村さんから石川さんへ線でつながった企画展。

    2人の作品にどうぞご注目ください!

  • レジェンド

    レジェンド

    Galeria Punto移転後のオープニングを飾った「容赦なき美、堀越千秋。」

    残すところ、あと1日となりました。

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    今回の新規オープンを機に、原点に立ち返り、

    やはりGaleria Puntoらしくありたい との思いを再認識したのでした。

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    堀越さんの展覧会では、何度も足を運んでくださる方、

    作品に刺激を受けてくださる方、嬉しい反応をたくさん頂いています。

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    著名・無名は関係なく、Puntoの目線で面白いと感じた作品を企画する。

    地方だからつまらないではなく、Puntoでしか観れないもの、Puntoでしか体感できないもの、

    そんなアートを発信したい と思っています。

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    「深海の果実」

    堀越さんらしい1枚。

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    近年は、陶芸も手掛ける掘越さん。

    その作品は、自由さに溢れています。

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    オープンに合わせて、スペイン語であるGaleria Puntoの入口には

    スペインの闘牛をイメージした赤い牛がお出迎えしています。

    そして会期中、私の闘牛好きを知る由もない堀越さんが

    Tシャツにサラサラと描いてくれたのは、何と闘牛!

    まさに、レジェンド。

    堀越千秋 展は、明日14日(土)まで。

    どうぞ、お見逃しなく。

  • ベニヤ板のススメ

    ベニヤ板のススメ

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    「食虫花」             「鬼の首」

    堀越千秋の作品。

    これらは、全てベニヤ板に描かれています。

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    「月を見る人」

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    「御荷鉾山雪景」

    堀越さんの額装は、マットを使用せず

    昆虫箱のように紙の端を浮かせ立体的にはめ込まれています。

    また、側面まで大胆に描かれたキャンバスは やはり絵画たる姿です。

    キャンバスや額装作品はもちろんですが、

    個人的には堀越さんの板に描かれた作品にとても惹かれます。

    描く時の木の音が伝わってきそうな画面は自由そのもので、

    薄くて曲がらない板は、壁に飾ると どんな大きさでも形でも

    見事に壁と一体化してくれるのです。

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    たくさんの展示作品の中、

    何と言っても 板には 板ならではの表現がなされているのです。

     絵画とはこういうもの・・そんな先入観を取っ払ってくれ、

    観る側を解放してくれる板作品、う~ん、やはり堀越千秋と思う。

  • 絵との出会い

    絵との出会い

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    堀越千秋 展が始まって1週間。

    ふと気づいたことがある。

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    入口に展示しているキャンバス。

    赤やピンクが脈々と大胆に画面を走る大作。

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    お客様が入ってきて帰られるまで、必ずこの絵の前を通ります。

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    じっと作品を鑑賞する・・そうすると、観ている人を取り込んでしまう。

    この絵の前に立つだけで、誰もをドラマチックにさせてくれる。

    そう思えてなりません。

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    これは主観でしかなく、堀越さんが そう考えて描いたとは到底考えにくいでしょう。

    しかしながら、そもそも作品の見方に決まりはありません。

    私の場合、この作品の前にじっと立っている人がドラマの主人公のように見えてくるのです。

    気になる作品とは、その作品が自分に与える影響があるに違いないと思う。

    絵と人も出会い。

    高級車やブランドだけが自らを着飾るものではない。

    好きな絵を部屋に飾る素晴らしさを知ると、日々は一変する。

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    画廊は、世界にひとつしかない作品との出会いの場なのである。

    加古川経済新聞の記事はこちら。

    他、各紙でご紹介いただきました。

    堀越千秋 展は、11月14日まで。

  • El Chiaki

    El Chiaki

    オープニングパーティを終え、余韻の残る画廊。

    Puntoも本格始動です。

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    この日も、堀越さんが在廊。

    奥の壁に見える作品、「不自由」。

    ベニヤ板に描かれたこの作品は、迷わずこの場所に展示した一枚。

    カウンターに見えるのは、El Chiaki(エル・チアキ)。

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    堀越さんが絵を描いている限定品、日本酒 越の寒中梅。

    新潟県小千谷市、千年の昔から伝わる神事「牛の角突き」世界一の四尺玉を打ち上げる花火大会。そんな子千谷市は情熱の国スペインに似ているのだとか。

    ちょっぴり甘みがあって、パーティでは美味しくいただきました。

    ワイングラスの横には、堀越さん著「見て忘る」。

    堀越千秋 画、森澄雄 句の本書は、大好きな本のひとつです。

     El Chiaki の横にあるのは、「夜明け前」。

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    唯一 黒い額装の、落ち着いた一枚。

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    そして、堀越さんが写真を撮っているのが「近い星雲」。

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    この作品が、また素敵なんです。

    数ある作品の中から、堀越さんが撮ったのもコレでした。

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    陶芸も手掛ける堀越さん、この日は そんなお話も含めて色々聞かせていただき楽しい一日でした。

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    ギャラリー内の至るところに、オープニングの花吹雪が散っています。

    どうぞ初日に来られなかった皆様、ライブの雰囲気そのままにしております。

    作品の数々、是非ご覧ください。

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  • 熱き夜は終わらない。

    熱き夜は終わらない。

    まだまだ盛り上がりを見せる初日。

    堀越さんのオープニングは、とことん楽しむ。

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    スーツにペイント中の男前を発見。

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    背中はコージさん。

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    胸は千秋さん。

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    最高に盛り上がったオープニングワイングラス

    東京から金沢から京都から奈良から、そしてもちろん近くからも大勢・・

    全国からPuntoに集ってくださったお客様。

    作家にギャラリスト・美術関係者はもちろん、

    実に様々な方々にお越しいただだき嬉しい限りでした。

    取材陣も仕事を忘れて興奮しました。

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    堀越さんが着ているのは、施美時間オリジナルTシャツ。

    千秋さんとコージさんがデザインし、

    MADRID、KOBE、PUNTO KACOGAWAの文字も入っているレアもの。

     最後は、このコラボTシャツのペイント合戦となり、

    全員が白か黒の堀越コージ(スズキ千秋)のTシャツを着てPuntoを後にしました。

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    Ussa Sa  Ussa Sa・・るんるん (音符)

    Ussa Sa  Ussa Sa・・るんるん (音符)

     

  • 堀越千秋のカンテ

    堀越千秋のカンテ

    まだまだオープニングは序の口。

    ライブペインティングの次は、待ってました!!

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    魂の叫び、堀越千秋のカンテ。

    ドフラメンコ!

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    いつ聞いてもシビれる堀越さんのカンテ。

    皆を虜にしてしまう、堀越さんの魅力は底知れない。

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    つい先日終わった「施美時間」2015で吉田真とのコラボライブをしてくれた

    石川&澤崎の歌声も加わり・・

    どうしても外せない、コージさん!

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    やはり、ここからはコマ送りでお届けします。

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    コージさんのカッチョ良すぎるパフォーマンスに笑いが止まりません。

    最後は、Puntoも黄色いハンケチーフをふりふり参戦。

    面白さ、神の域。

    はたまた、遂には強敵現る。

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    ピアノは、みみちん こと澤崎がお贈りしました。

  • 堀越千秋 オープニング!!

    堀越千秋 オープニング!!

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    2015年11月1日、Galeria Punto新規オープン!!

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    この日を、ようやく迎えました。

    堀越さん登場!

    Puntoの歴史と共に、節目節目では必ずと言っていいほど掘越さんの個展を行ってきた

    ように思います。この笑顔を見るとPuntoの軌跡を感じて、何だか感慨深くなりました。

    そしてそして・・

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    この日まで倉吉で展覧会中のスズキコージさんが、帰りに駆けつけてくれました!

    となると、もちろん こういう展開となり。

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    と言うことは、当然ながら 更に こういう展開となり。。

    ラジオ関西のパーソナリティ、谷 五郎さん登場。神戸までの道中ではよく聞いています。

    カンの良い方はお気づきですね、「施美時間」2013の再現とも言うべき この顔ぶれ。

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    乾杯!!

    そして、ライブペインティングへ突入。

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    スズキコージさんのメガネをお題にスタート。

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    今回も当然コラボでよろしくお願いします。コージさんへバトンタッチ。

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    今回は、交互に筆入れ。

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    コージさんは飲んでた赤ワインで思い切り。キャンバスからイイ香りがします。

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    この日、オープニングには座りきれないほど たくさんの方々にお越しいただきました。

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    そして・・ 各々のサインを入れ、遂に完成!!

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    最後は、紙吹雪が舞いましたぴかぴか (新しい)

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    出来上がった作品がこちら。

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    千秋さんとコージさんのコラボ☆

    今回も見入りました!◎

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    まだまだオープニングは続きます。。

  • ピカソと闘牛

    ピカソと闘牛

    Puntoに赤い牛がやってきました。

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    そう、これは栗山さんの「地平線を行く星牛」。

    Galeria Puntoは、スペイン語で”点”を意味します。

    来月Punto移転後のオープニングを飾る堀越さんが付けてくれたもの。

    当時 その場で書いてくれた直筆を、そのままロゴにしています。

    スペインと言えば、アンダルシアが育てたフラメンコと闘牛。

    スペインが生んだ天才画家、パブロ・ピカソ。

    ピカソの本や画集を読みあさっていると、情熱を注いだ闘牛が常にあります。

    そして、堀越千秋さんもスペイン在住。

    堀越さんは、フラメンコ狂。カンテにあり。

    2年前、テレビ番組で堀越さんが~ピカソの魂を訪ねて~と題した、スペインを巡り堀越さんに迫る

    という番組(こちら)がありましたが、スペインには芸術家を虜にする風土があるのかもしれません。

    赤い牛は、まるでピカソが生涯にわたって熱中した闘牛に思え興奮してしまったのです。

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    今日は、取材の一日。

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    編集長さんもロゴをパチリ。

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    闘牛のおかげで熱い一日でした。

  • ズキューン ズキューン

    ズキューン ズキューン

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    野村直城。

    個展の度に、個性派な住人を連れてくる彼。

    簡単にはやられない、そう思っていても「よりによって、こんな奴連れて来たか」。

    ついズキューンとくる。

    悔しい。

    来月16日から、また違う住人を連れてくると言う。

    今度こそ、そう やすやすとはやられません。

    頭にタコウインナー乗せてるくらいじゃ、へっちゃら。

    きっと、へっちゃら。

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    11月16日(月)~28日(土)まで、Puntoに宿泊します。

    変な子がいたら養子にもらってください。悪さはしません。

    野村

    ちなみに、3年前は この子と養子縁組しました。

    3年ぶりのPuntoでの個展です。

  • オープン前日

    オープン前日

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    Galeria Punto新規オープンを明日に控え、夜もふけてきましたが準備真っ只中。

    第一弾のワインだけは用意しました。

    スクリーンショット裏

    限られた枚数のみの発行で あまり知られていないものの、Punto通信なるもの作って はや10年程になります。経歴や作品だけではない、企画者の目線や作家の内面など・・もうちょっとレアな情報をいろんな角度から発信したく始まった通信です。

    途中リセットされ今回のvol.9は、Galeria Punto移転後のオープン企画として明日から始まる「堀越千秋 展」をご紹介しています。

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    Galeria PuntoのPuntoは、スペイン語で”点”という意味。

    スペイン マドリード在住の堀越さんの直筆ロゴである。

    つまりは、名付け親。

    明日 11月1日 は、堀越さんを迎えて18:00からオープンニングパーティとライブペインティングを披露します。世界的カンタオールでもある堀越さんのカンテが聞けるかも?しれません。

    共作 (2)

    Galeria Puntoオープニングにあたり、通信には堀越さんと企画者からのコメントも載せています。

     

  • 施美時間 あとがき。

    施美時間 あとがき。

    「アート・プログラムin鶴林寺vol.3~施美時間~」平和への祈り。

    14日間、晴れ渡り清々しい天候に恵まれました。

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    赤を基調に「平和」をテーマに掲げた今展。

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    私たち人間は様々な欲望や執着を持っています。

    時に他人を攻撃し、原因の発端を自分以外の何かに当てはめようとします。

    ノーベル物理学賞の素粒子ニュートリノが私たち物質の小さな小さな一部であるように、

    人種や考えの異なる私たちもまた大きな生命体の一部なのです。

    それを思う時、私たちには知恵という真実を見る心の働きがあるのではないでしょうか。

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    「施美時間」開催にあたりましては、鶴林寺をはじめボランティアスタッフ、各関係者の皆様、会場にお越しくださったお客様他「赤展」を知ってくださった皆様のご理解・ご協力に対し、心より感謝申し上げます。

    アートは平和への力だと確信して。

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    参加作家:阿曽藍人 池田晶一 石川麻優 一色智登世 今井杏奈 大角雄三 栗山 勉 澤崎美重子 澁田寿昭 中井佳代子 長野 剛 藤岡雅人 MARIKO 村岡ケンイチ 役重佳廣 山村幸則 吉田 真 ラデックプレディギエル キューブを置いてくださった来場者の皆様

    参加団体:加古川保育園 ねむねむ組・ふわふわ組・ころりん組・ちいくま組・ぐるんぱ組・まちのこ組  兵庫県立播磨南高等学校 芸術保育類型

    友情出品:ASADA 古澤 彩 森下真吾 山際マリ

    主催:アート・プログラム実行委員会

    企画:Galeria Punto 籔 多聞

    協力:鶴林寺

  • 施美時間の作家が語る、その後の施美時間。

    施美時間の作家が語る、その後の施美時間。

    今展も「施美時間」に合わせ全国から作家が集まってくれました。中でも一番遠かったのが初参加となるMARIKOさん。彼女はフランスからの参加となります。

    「赤展」最終日の夜、参加作家をはじめとするお客様を迎えてクロージングパーティ&MARIKOさんによるアーティストトーク「Color & Peace」を開催しました。

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    まずは、乾杯!

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    ジャンルは違えど美術を志した人間なら、必ず一度は憧れるのではないか?というパリ。

    かく言う私も例外なく憧れ、美術館を巡りファッションや香りに触れると帰りたくなくなったものです。

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    MARIKOさんのお話を聞きながら、つい若かりし頃に想いを馳せてしまったのです。

    しまったー、鶴林寺でふりきり門をくぐるのを忘れていたではありませんか!

    いえいえ、この世界は還暦でもまだぺーぺー。何歳でも何度でもあらゆる形でチャンスは訪れます。環境はひとつの通過点にしか過ぎません。

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    MARIKOさんのトークをきっかけに、皆さんからの質問や意見・反省点なども嬉しい反応。

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    また、日本画家である藤岡さんからは胡粉の元となる貝殻や岩絵具の岩石を実際に見せていただき、大変勉強になりました。深緑をした岩石は、まるで重たいブロッコリーのようでした。

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    今回の「施美時間」、実は成功という訳ではありませんでした。

    参加作家を迎えてのクロージングは、やり遂げた者においては課題も含めてオープニングとは違う何とも言えない達成感があります。そこに表現者としてのプライドがあるのだと思います。アート・プログラムは、そんなプライドを大切に2年後の第4回「施美時間」へ準備を進めたいと思います。

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    アートは、本気。もっとワクワクして良い。

    こんな時間を持てたことに心から感謝します。

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    搬出が終わった25日は、満月。

    鶴林寺では観月会が行われます。

  • 赤いキューブ

    赤いキューブ

    さてさて、

    赤いキューブは一体どうなったかと言いますと・・

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    第2回目の施美時間後から少しずつ出来上がってきた「平和」というコンセプト。そんな中、現代アートを媒体に 作り手と鑑賞者という対峙ではなく、施美時間という時間軸に居合わせる人々全てが共に作り手であり鑑賞者でもある立場として皆が「平和」への表現を担うことは出来ないだろうか・・ そんな考えから、今回の赤いキューブの企画が実現しました。

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    14日間の会期中、多くの方々がキューブを手に取ってくださり、最終日の朝には

    何個もあった大きな段ボールが一個となり、底が見えるまでになりました。

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    初日はこんな感じだった赤キューブ。

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    徐々に高さが出はじめ、倒すまいという皆さんの熱き戦いを経て。

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    土に根を張るように、広がっていきました。

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    座り込んで熱心にキューブを置く姿は、完全にゲージツ家。

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    「現代アートは分からない」なんてウソです。

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    とにかく広い境内。しばし赤キューブの動向を見逃そうものなら、とたんに形が変化しています。

    アーティストにも予想できない展開が一般参加のなせる技なのです。

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    塊からはちょっと離れた木の根っこや石の上に置かれた赤キューブは、

    ひっそり身を隠しているようで、その存在感は大きいものがありました。

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    こうしていつの間にか、気付けば赤が方々に広がっていったのです。

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    そして、もうひとつ。

    赤いキューブには、思い思いの平和をメッセージとして書いていただきました。

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    アート・プログラムは、平和を祈ります。

  • 施美時間 最終日。

    施美時間 最終日。

    14日間、一滴の雨も降らず最終日を迎えました。

    最後のイベントは、ケンイチのライブドローイング。

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    最後の締めくくり、今日は早起きしてライブの準備。

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    「赤展」らしく、三重塔の前でのライブペインティング。

    真っ白なキャンバスを前にする時、観ている側はいつも期待が高まります。

    筆入れはライブの醍醐味のひとつ、ここを見逃す手はありません。

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    勢いよく線が入り、みるみる画面が変わっていく様子にギャラリーも見入るひととき。

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    ケンイチさんらしく、モノクロで構成されていきます。

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    午前の部はここまで。

    そして、午後の部の最後はテーマ色でもある赤が入り、完成。

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    ケンイチさんファンもサインをもらって感激でした。

    第3回目の「施美時間」も遂に終わりを迎えます。

    「施美時間」には会場に足を運んでこそ見えてくる発見があります。

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    第2回目から発表している施美時間の看板も、ケンイチさんが描いたもの。

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    よ~く見ると、こんなところにアート・プログラムの代表が。

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    これは、鶴林寺の外。

    鶴林寺の周りには緑豊かな公園があります。

    鶴林寺に面した公園からでも一連の作品が垣間見れる、こんな工夫がなされているのです。

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    そして遠くを見ると赤いものが!?

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    更にもっと遠くにも赤いものが?

    スタッフさえ最終日まで気付かなかった、この赤。

    こんな偶然のような発見は、鶴林寺の外を散策しないと見つからないでしょう。

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    また、会場にはボランティアスタッフがお迎えしています。

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    声をかけていただくと、作品の裏に隠れている鳳凰など

    知られていない鶴林寺の魅力が聞けるかもしれません。

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    それほど貴重な文化財に展示させていただく責任の重さもまた、施美時間なのである。

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    そして、パンフレットにも載っていない作品との出会いは、

    来た人だけのお楽しみなのである。

  • 施美時間 13日目。

    施美時間 13日目。

    いよいよ、赤展もクライマックス。

    鶴林寺は国宝であり平和を祈るための寺院です。その中で特別に世界平和のために建造された建物があると記憶しています。寺院は建造物の中で最も人間に平和的な気持ちを思い起こさせるものだと思います。アーティストは宗教家ではありませんが毎日新しいアイディアを探究し、自分の中の一番美しいものを創造し平和のために仕事します。平和を祈るための寺院で未来のために展覧会ができることは大きなチャンスです。

    今はたくさんの恐ろしいニュースが簡単に耳に入ってきます。逆にここから平和なエネルギーを世界に発信できるといいなと思います。

    赤をテーマにした作品で世界を平和に向けて先導することが出来ればと思います。

    これは、ラデック プレディギエルの言葉。

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    ラデックの作品「BE PARADISE」

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    講堂の柱を囲むように張られた布。

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    線は、裏側にも染みて反転しています。

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    同じく裏面が外側となり、両面ともが正面のように仕上がっています。

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    ポーランド出身のラデックが選んだ次の素材は、色紙。

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    四角や短冊型の色紙をパズルのように組合せ、積み重ね、彩色します。

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    色紙ならではの金色の縁取りと、彼の色彩感覚が融合して独特の雰囲気。

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    ラデックの作品に最初に魅かれたのは、画家たるドローイングの線でした。

    今でも、この線や配色を見ると 当時のドローイングやテンペラを思い出します。

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    そして、今日から村岡ケンイチさんが来場しています。

    本日はケンイチの真骨頂、似顔絵。

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    似顔絵 白黒部門の世界チャンピョンであるケンイチさん。

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    様々なメディアでも紹介されています。

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    ケンイチさんの似顔絵は、単にビジュアルを似せて描くだけでなく、その人との会話を通じて、趣味嗜好から性格や価値観までを背景や表情に織り込んで描くところに更なる楽しさがあります。

    今日は、鶴林寺の本堂もスケッチ。

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    普段は、病院での講演や、病室に伺って

    患者さんの似顔絵を描く似顔絵セラピスト

    としても精力的に活動を続けています。

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    出来上がった作品を見た時の反応は、いつでもドキドキしますね。

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    ご住職もアート

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    最後は、ロマンが詰まったKaleidoscope 。

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    見た物が映り込む ちょっと変わったものも。

    今日の最後は、お互いを見合う あったか親子に出会いました。

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  • 施美時間 12日目。

    施美時間 12日目。

    「赤展」も、残すところあと2日となりました。

    明日から最後の2日!

    3回目となる今展は、いつになく時の流れが早く感じます。

    今日も そんな時間軸の中、ゆったりとした気持ちになれる浄心院へ。

    歴史ある浄心院の壁を飾ったのは、長野 剛。

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    「HEXAGONAL」

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    赤を含む正確な正方形には、いずれも和な色合いが壁に納まります。

    この場所に展示できたことに、とても感激してくださいました。

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    一見 一色に見えますが、近くで見ると実に細かい幾何学な線が筆入れされた油彩。

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    また、講堂の入口にも同じシリーズを設置。

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    この作品を展示した横の壁をご覧あれ。

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    酷似!ここまできたら必然ではないでしょうか。

    そして、浄心院の門に華を添えるのは 中井佳代子。

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    「Flower」

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    モザイクによって作り込まれています。

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    中井さんは、”今しかない儚さと無力とを恐れつつ、

    生きているという根源的な喜びの中で制作しています”と語ります。

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    旧宝物館にも同じシリーズを展示。

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    人の世に悲惨と悲しみは常にある

    人は混沌の中で 心を痛めつつ 右往左往している

    自ら大きな悲惨の中に入り 力を尽くす人もいるが それは私ではない

    人間のできることは限られているからこそ 人は祈る

    私は 苦しむ人が苦しみから逃れられることを

    せめて一夜でも心安らかな眠りにつけることを祈る

    (それはまた 私を許してと祈ること)

    そして 私のできることをする

    中井佳代子

    鶴林寺でアート・プログラムを開催して5年目になりますが、

    来る度に 気付かなかった様々な発見があります。

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    これは鐘楼。

    この日は開錠され、階段を上って鐘を鳴らすことができます。

    そして、鐘の振動が境内に響きます。

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    人気スポットなのが、ふりきる門。

    過去を断ち切れる門。

    なるほど、納得の人気ぶり。

    我先に、振り切らねば。

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    そして、見つけたらハマる 池。

    大きな亀から赤ちゃん亀まで、亀を探してつい長居。

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    その他にも、バッタやカマキリ。鳩に猫。

    思いの外 いろんな動物が生息しています。

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    また、境内には休憩できるカフェもあります。

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    あ!こんなとこにも、平和と赤を見っけ。

  • 施美時間 11日目。

    施美時間 11日目。

    「施美時間」始まって以来の晴れ続き。

    鶴林寺でのアート・プログラムと言えば、これまで雨が通説となっていましたが、

    それを払拭する日々が続いています。

    特に、屋外の散策は心地良いです。

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    常行堂は、池田晶一。

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    「重なりもしくは 繋がり」

    整然と並ぶ姿は、屋根瓦などお堂の佇まいとリンクし、

    建築の一部としての作品の在り様を考えさせられる作品でもあります。

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    重なっているようにも繋がっているようにも見えるそれは、同じ形の独立した立体の組合せによって出来ています。面によって、艶のある赤とマットな藤色に分けられ、観る角度を変えることでフォルムが美しく変化します。池田さんの作品は、固い陶であるにも関わらず織物のような柔らかさとリズムを感じるのです。

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    また、池田さんの小品は旧宝物館にも展示されています。

    波型が特徴的な花器やカップは、繋げることで新たな立体作品のようにも変化します。

    次に、常行堂から見える赤は、栗山 勉。

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    「地平線を行く星牛」

    ”静かな内面と力強く未来に向かって進みゆくフォルムを創作した”という栗山さん。闘牛のように、足をカッカッ・・と動かし土を蹴りそうです。

    ”自分が熱くならないと作れない”という栗山さんは、自身が熱を帯びるまでの数時間をアトリエの掃除をして過ごすのだそうです。そして、やり始めると熱は一向に冷めなく制作を終えることができないと言います。

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    素材は色々なパーツ。

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    「変幻するメルヘン」

    太陽に向かってゆっくりと変化(へんげ)し進化していく様を表現しています。

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    キツネが女に化けているところなんですね。

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    これは血管という人もいました。

    確かに、血管のように見えます。

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    他にも野外作品では、入口から屈まないと入れない 奥に好奇心をそそられ、

    大角さんの作品を通る人の姿が多く見られました。

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    作品をくぐって奥まで行くと、

    作品の上に最初はなかったお金が置かれているではありませんか。

    お寺ならではの光景。

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    この日は、閉館ギリギリに作家が2名到着。

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    んん!?リンボーダンス?

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    アホですね~。ぴかぴか (新しい)

    誰も見てない中での、この のけぞり。

    さすが、アートの基本。作家魂を感じます。

  • 施美時間 10日目。

    施美時間 10日目。

    鶴林寺の国宝のひとつ、本堂の壁に思い切り広げてみました。

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    本日は、若手作家2名をご紹介します。

    まずは、今井杏奈。

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    キャンバスのような布と立体作品。

    いずれも、どこぞにいるかもしれなさそうな生き物。

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    巨大な画面は、最初に布を切り刻んで異なる形に組み直し縫い合わせたものに、更に白で着色がなされています。ゴワゴワとした独特の質感は、この下地作業から生まれたもののようです。

    また、今井さんの小品は講堂でもご覧になれます。

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    「赤」がテーマの今展。彼女が用いたのは、赤いシソの葉。

    茶色や緑に見えるのは、シソの葉の液体の酸化現象。

    自然のままに広がったり流れたりした形の上に、今井流の生物たちが現れます。

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    同じく、講堂には もう一人の若手作家 MARIKO。

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    Melanie & Soline

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    MOHAMED

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    Eriko

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    Sarah

    パリ在住のイラストレーターで、時代のファッションやモードを切り取り、香りのある作品を得意とする彼女ですが、今展では和紙に墨・岩絵具・顔彩を用いて新たな試みをしています。幼い頃に震災を経験し、日本人の感性の原点でもある自然と人間の調和が、制作のテーマとなっています。

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    今展では、身近な人をモデルに各々の赤を模索しています。

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    「人を描くのが好き」というMARIKOさん。

    作品への思いが真っ直ぐで、彼女自身がとてもチャーミング。

    今後が楽しみな作家の一人です。

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    「施美時間」最終日の24日(土)の19:00から、Galeria PuntoにてMARIKOによるアーティストトーク「Color & Peace -私たち日本人が世界の平和のためにできること-」を開催します。フランスで日本文化教師としても活動するMARIKOさんの経験談などを交えながら語ります。

    クロージングには、他にも「施美時間」のあの作家この作家 が来場。また、一般からどなたでも来場いただくことができます。その後の「施美時間」をどうぞお楽しみください。

  • Galeria Puntoオープニングは、堀越千秋!

    Galeria Puntoオープニングは、堀越千秋!

    今日は「施美時間」合間の休日。

    も、アートにどっぷりつかっています。

    赤展を終えると、いよいよGaleria Puntoがオープンいたします。

    オープニングは、堀越千秋!

    堀越

    2015年11月1日(日)~11月14日(土)

    11:00~18:00(最終日~16:00) 8日(日)休廊

    11月1日(日)18:00~ オープニングパーティ&ライブペインティング

    堀越千秋さんのことは、フラメンコファンなら知らない人はいないだろう。フラメンコの歌い手 カンテオールでもある堀越氏は、マドリードにアトリエを構える画家。東京芸術大学大学院油画科専攻修了後、1976年スペイン政府官費留学生としてスペインに渡る。「武満徹全集」(小学館)の装画で経済大臣賞受賞、独ライブチヒの「世界で一番美しい本展」日本代表。スペインロンダ市カンテコンクール名誉賞受賞。全日空機内誌「翼の王国」の表紙画を長年に渡り手がけ、新聞・雑誌の挿画やエッセイの他、近年は陶芸や舞台美術も行っている。「赤土色のスペイン」(弦書房)、「ドン・キホーテ・デ・千秋」(木楽舎)など著書も多数。

    また、15年目を迎えるGaleria Puntoのロゴは堀越氏の直筆であり、名付け親でもある。今展のオープニングでは、堀越氏を迎え、会場にてライブペインティングを披露する。是非、会いに来てください。

    前回の「施美時間」では、スズキコージさんとのコラボライブペインティングを披露してくれた堀越さん→コラボペイントの様子はこちら。 →コラボライブの様子はこちら。

    会期中、堀越さんの作品 約20点余りを展示いたします。