澁田寿昭 アーティストトーク

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今夏、最高気温を更新した本日は、澁田寿昭のアーティストトーク。

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今回は いつもとは違った形で、スライドを使ってのギャラリートーク。

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お客様に合わせて、丁寧に説明してくださいました。

澁田さんのお話と同時進行で質問させてもらい、そして答えが返ってくるので

非常に分かりやすく聞き入ってしまいました。

スライドの内容は、主に2013年より継続しているフランスでの活動など。

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「PLEATS PLEATS PLEATS」

これはパリで好評だった作品と同じシリーズで、現在展示している存在感のある作品。

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意外にもフランスでも焼き締めの土というのは存在しており、

昔、それはワインの保存ボトルだったり洗濯タブだったりしたそうです。

実際に見せていただいたスライドの中には、備前焼に酷似した作品が映っている。

しかし、それらはあくまで生活の中の実用品として存在し、

日本で言う備前焼のような観て触れて鑑賞し愛でる芸術品とは異なるものだったようです。

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そんなフランスにおいて、最近はBIZENとしてその美や価値に興味を持つ人が増えつつあると言います。

今年のセーブルでの現代陶芸ビエンナーレでは日本人作家は一人だったそうですが、

フランスでの評価は、澁田さんが 一人の作家として自身の力で嘘なく真摯に活動してきた成果に他ならない。

そして、その背景には 確かな作品が存在する事実がある 。

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他にも、とても興味深いお話を色々と聞くことができました。

個人的にもとても刺激になったトーク。

画廊のあり方やアートの本質についても考えさせられる一日となりました。

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「SEED」

来週からは、やや気温も下がる模様。

どうぞお越しください。

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